そもそも、夫はその時勤めていた会社をくびになっていたのだ。


何を嬉しそうに話しているのか。

それどころじゃないだろう。

早く次の仕事を探さないといけないのに、全く危機感が無い。

失業するといつもこんな風だった。



Y氏につるんで一緒によからぬ商売でもやろうと思っていたのではないか。


どっちにしても、騙したつもりが騙されていたわけだが。

お金だけとられて、裏切られていたかもしれなかった。

失業中、夫は口では「事業を始めるつもりだ」と人に言って取り繕う。

実際に願望はあるのだが、人を利用して自分は何もせず、権力とお金だけが欲しいらしい。そんな事、誰が考えても無理な話だとわかる。

考えが甘いと周りが説得するのだが、いっさい聞かない。

自分が正しく、周りは無知だと思っている。
その自惚れ、勘違い、思い込み、世の中を舐めている性格はどこからくるのだろう。

見ていると恥ずかしくてたまらない。


何の資格も技術もやりたい事も、信念も無いのは誰が見てもわかる。

まず、人望が全くない。
浅い付き合いで、まだ本性を知らない人とはうまくいっているので、夫はその人達を見て、人望があると自惚れている。自分を嫌う人は、悪人で自分を騙した人達だと言いふらしている。

資金もない、浪費家で貯金もできない人が経営なんてできる訳がない。

自分は特別な星に生まれ、何も努力しなくても周りが働き、貢ぐものだ。と思っている。嘘のような信じられない話だが、本当にそう思っている。



こんな風に失業したり、敵だらけになった時、その本音がでてくる。

「こんなはずはない。僕は本来こんな人間↑(上に書いた事)なのだから。誰かの嫉妬だ。陰謀だ」と言う。

人生がいまくいかないのは、政治のせい、世の中のせいだと最後は言う。

普通に真面目に働き、ちゃんとお父さんをやっている同級生は、ほとんどの人が今では役職も上になり、高収入を得ている。それは努力され、苦労を乗り越え、誰もが頑張った成果だ。

なのに夫はそれを「あいつらは、ずるい。馬鹿なくせに楽して高給料貰っている。」とけなす。

嫉妬深いのは夫の方。妬むことが生きがいの様な人。

自分だけが苦労している、損している、皆なは楽をしてずるをして稼いでいるという発想は、幼児的だ。

失業する度「今度こそ、うまくいくぞ、すぐに大金が入ってくるからな」と大ホラをふく。そしてまたお金を持っている人を探して、利用する為に近づく。


私が「努力なし、資金なしで、人を利用するだけではうまくいくはずがない。これまでもそうだったでしょう。普通に働いて」と説得しても、逆上して「あんたが反対するから失敗するんだぞ。失敗したらあんたのせいだからな」と言い出す。

私が夫の才能に嫉妬していると思う様だ。


ここまでくると、やはり夫はどこか病気なのか、その境目なのか、親の洗脳が解けていないとしても、社会にでてこれだけ失敗を繰り返せば、現実を理解しそうなものだ。


失敗したら放り出して逃げる。悪いのは助けてくれた仲間だと言い出す。


家庭を破壊したのは夫だが、それは家族がいるからだ、となる。

借金を返さず、訴えられたら「お金を貸すのが悪い」と言う。

夫の理屈は、どんなに悪い事をしても、悪いのはまわりで、自分は悪くないという事になる。


だから、お世話になった人達を裏切り、頭を下げるどころか罵声をあびせてきた。

まわりが敵だらけになったら、遠くに逃げる。そこでまた敵を作る。自分は記憶を作り変え、全て成功談にし、学習しない。


こんな風に書けば、夫はどれだけ悪い奴で、こんなひどい人がいるのか、なぜ縁をきらないのかと思われるだろう。

夫は、二重人格だ。表の顔が良すぎる。だから日常は、穏やかで温厚で、謙虚な良い人。何かが起きるまでは、人間付き合いは良い。
だから嫌う人は、ずっと怒っているが、本人は平然としているので、自然に誤魔化されていく。
被害者が諦めていくので、トラブルも大ごとにならずにうやむやになり消えていく。

それを夫は「許してやった」と言う。どこまでも自己称賛する。表の顔しか知らない人に、いくら裏の顔を伝えても信じてもらえないし、夫に騙されている。私もそうだったのだ。

今では、表も裏も、家族はわかっている。

Y氏の件のあと、夫は家族からも逃げた。どこに行こうが家族の記憶からは逃れられないのに。

そうやってどんどん、自分で自分を孤独に追い詰めていく事をわかっていない。

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