情けなかった  ⇒続き

私は、帰宅した後、夫を責める気も起きなかった。それより、夫が自分をけなした私を非難してくるのかと思っていた。


現実は、夫はニコニコして「いやあ、流石だね。上手いね。その手があったかと思ったよ。」と言う。


「僕の事をわざと悪い風に話してさ、演技が上手かったね。苦労している可哀想な奥さんのふりするとはね。感心したよ。おまけにさ、君の演技のお陰で、向こうの本音がわかった。僕は騙されるところだった。被害に遭う前に縁が切れて良かったよ。」
と、全く物事の本質を理解していなかった。

確かにY氏は予想通り危険な人ではあったが、それをお前が言うな!だ。


私は嘘も言っていないし、演技もしていない。

あれが全て嘘だったと夫は思い込もうとしている。

そもそも、もし、私が乗り込んで行かなかったら、どうなっていたのだろうか。

自分のした事、人の忠告を聞かなかった事も全く反省していない。

何でも自分の都合の良い様に、物事を作り変える、その能天気さには、あきれるし、絶望的な感じがした。

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