遭遇したくないサイコな人    続き


小学1年生のT君が、日曜日の朝早くにわざわざ離れた我が家に遊びに来るのは、違和感があった。


学校の決まりでは、遊びに行く時は10時過ぎてからとなっていた。


普通に考えても、親がそんな時間に外に出さないだろうし、相手の家に迷惑だし、7時なんて休日は寝ている時間だったり、朝ご飯は食べてきたの?と聞きたくなる時間だろう。


「まだ遊ぶ時間までには早いから、おうちに帰って10時過ぎてから遊ぼうね」と言って帰した。


素直にうなずいて帰ったが、そのままどこかに行ったのかもしれない。誰かの家にいければどこでも良かったのだろう。結局それっきり来なかった。

両親が仕事か何かで忙しいのかな、朝早くから留守番で寂しいのかなとその時は思った。



後で他の友達に聞くと、いつもそんな風で、近所の家には迷惑がられて、断られているらしかった。



うちの子とは家が離れていた事もあって、普段遊ぶ仲間ではなかったので、それ以降、T君との関わりはあまり無かった。

2年生になった頃、子どもから驚く話を聞いた。

T君が公園の木に火をつけたという話だ。


ゴミにライターで火をつけ、木に投げつけたという。

近くで数人の子ども達が遊んでいたのだが、「やめろよ」と言っても、勝手にどんどんやってしまい、あっと言う間に火は燃え上がったという。


驚いた周りの子がパニックになり、近所の家に助けを求め、大人たちがバケツで消化して大事にならずにすんだ。


小学校の2年生が、そんな事をするという事が驚きだった。


当然、その場で大人たちから叱られ、学校や家庭に連絡がいき、問題になった。


一緒にいた子たちもきつく叱られたよう。親も一緒に。


一緒にいてなぜとめなかったのかと叱られたり、共犯だと決めつけられ、怖くて抵抗もせずただ泣いて謝っていたそうだ。



でも、子ども達の間では、「他の子たちは、たまたま近くにいただけで、T君が勝手に火をつけており、何やってんの!やめろよ!と言った時にはもう燃えていた」そうだ。


共犯にされた子どもさんは気の毒だが、この事を知った親たちは、益々T君と遊ばせたがらなくなった。


T君は、悪戯とは言えない事件をその後も起こしていた。
(他のお宅の子どもさんの話を、しかも良くない事を書くのは気が重い。もうかなり昔の話だが、ためらう気持ちも持ちながら書いている。)


T君のご両親の事は知らない。

1度だけお母さんの姿を見た事はあるが、綺麗で若くて大人しそうで、子どもさんを大事にしている様に見えた。ホッとしたのを覚えている。




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