樹木希林さんがお亡くなりになり、テレビで色んな過去の映像が流れている。


最後の最後までお仕事をされ、苦しくてもそれを見せず、自然体で生き抜かれたのは凄いと思うし、羨ましくもある。

説得力のある心地よい声と話し方。


お洒落でセンス抜群なのに、さりげない。


私には絶対真似ができない、あんな風にカッコよく生きたいけど、絶対無理だと思う。


内田裕也と結婚した時の写真を見ると、二人共カッコよくてお似合いだと思った。

でも、後に内田裕也が問題行動を起こしたり、見た目もイメージが変わってきた反面、樹木希林は実績を積み、大物女優の風格がでてきて、私にはお似合いには見えなくなり、別れたら良いのにと思っていた。


夫の悪口を言ってる様で、そうでなく、母親みたいな無償の愛で旦那さんを思っているのかなと、樹木希林は普通の人のレベルを超えた凄い人だから、と思っていた。


私みたいな貧乏な凡人は、自分に生活力さえあれば、即縁を切れると思っている。

充分な財力のある彼女は、そんなレベルの問題ではないわけだ。


なら、何だろう。どうしてそんなに愛情を持ち続けられるのだろう。内田裕也の存在が重しになって、自分の性質のバランスをとってくれたとかも話していた。


その話を聞いた時、ピンときた。そう言えば、自分も、お金があったら本当に縁を切れるかどうか、と考えた時に、まてよ、と思う事があった。


それだ、と思った。


比べものにはならないが、我が家の場合も、別居が長く、向こうが何をしているのか細かく把握できない。嘘つきだから信用できない。

そして敵を次々と作る。もし、夫を恨む人から苦情や催促がきたら。弁償しろと言われたら。

もし、私が離婚してもう関係ありませんと知らん顔をしたら、全ての矛先は子ども達に向かうのだ。


しかも、夫は困った時だけは家族を利用する。


私が他人になったら、夫は堂々と子どもをあてにして、逃げ込むだろう。

それも嘘や言い訳で騙して。

もし、夫が亡くなったとしても、同じだ。葬儀、住居の後始末、借金の返済、色々苦情もくるかもしれない。


子ども達が頭を下げて回ることになる。まだ若くて自分の事で精一杯なのにそんな事はさせたくない。


実際、友人にそういう体験者がいる。別れた夫が犯罪を犯し、身元引受人として子どもさんに連絡がいったそうだ。


小さい時に別れた父親を警察に迎えにいくのだ。友人は、元妻として子どもに付き添って一緒に行った。

二度と会いたくない、憎い相手だったけど、子どもにこんな事をさせてしまった自分の責任でもあると言って。

おそらく樹木希林は、夫の起こすトラブルによって、押しかけるマスコミや被害者たちへの対応を自分で全てを受け止め、子どもや孫たちに迷惑をかけないよう、守る為に、縁を切らなかったのかもしれない。


そう思っていたら、ちょうどテレビのワイドショーでもちょろっとそんな事を言う人がいた。


結婚て、もっと甘く考えて居たけど、相手次第では本当に厄介なものだ。

生まれ変わったら、結婚はしたくない。というかもう生まれ変わりたくない(笑)。