テレビのニュースの中で、事件の被害者の父親のインタビューなどが流れる度に、「もし、うちの家族が事件や事故に巻き込まれて、父親としてインタビューや記者会見をしなくては成らなくなった時、あの人はちゃんと話せるのだろうか。」
といつも思う。


どのお父さんを見ても、心からにじみ出る言葉で話され、しみじみと気持ちが伝わってくる。

うちの夫なら、目立つ事が大好きだから、抵抗なく軽く引き受けると思う。


格好つけて、流暢に話すだろう。

だが、問題は、その表情と内容がずれていて、何を言っているのかわからないと言われるという事。

自分の家族が被害者なのに、ニヤニヤしたり、加害者をかばうような事を言いそうだ。

実際そうなのだ。言う事も、態度も意味不明なのだ。

いつも言う通り、自分の考えと、情の無い人だから。どう言えば被害者の父らしく見えるのだろうと考えながら、演じるしかないから。


もし、誰か、同じ体験をしたお父さんがいて、そのインタビューを見ていたら、そっくりそのまま真似をするだろう。


人真似の言葉なので、不自然であり、わざとらしくなる。


子どもの時に、叱ってくれた大人の言葉を覚えていて、大人の今でも、大人相手にそのままその言葉を使う。

人真似なので、場違いだったり、何を言いたいのかわからず、周りはきょとんとする。


自分が説教された時の心境に、相手もなると思っている。だから上から目線で、得意気である。

その時の状況や、相手の性格も配慮せず、自分が過去に言われて悔しかった言葉などを、人に言う事で、仕返しをしているつもりだ。


だから人から「何を言っているのかわからない。」とよく言われている。

過去の自分に対して注意された事が、他人に通じるはずがない。

「いつも、そんな話し方をしているの?上から目線で突拍子もない感じで皆戸惑っているよ」と職場で言われた事があるようだ。

夫は「僕の頭に皆ついてこれないみたいだ。もっと教育せねば」と言っており、自分の事がわかっていない。
それを見て「あの人は、日本語が苦手みたいね」と益々周りから馬鹿にされていた。

それでも「ほほう。僕が国際的な人間だとわかったようだな。確かに英語は得意だがね」と嬉しそうなのだ。

英語なんか得意ではない。自惚れというか、自分の思いたいように思い込む病気だ。


こんな風に、人から嫌な事を言われたり、理解できなかった言葉は、根にもつ。反省せず、恨むのだ。


自分が言われた事を関係ない他人にむけて使い、発散して人を不愉快にさせて勝ち誇る、の繰り返し。

「いつもそんな話し方をしているの?」の言葉も、やたらと人に言いたがる。偉そうに。全く問題ない人に。


私が過去に何気なく言った言葉も、すぐに真似をして、同じ口調と言葉で話していた。


自分の言葉で言えないのか。オウムみたいだ。


心から思ったり、感じていれば自分の言葉で自然にでてくるだろう。

何も感じない人だから、人真似、演技するしかないのだ。

私の真似をされるのは困る。

私が夫に注意した言葉なのに、真似して私にそのまま言って来たりする。
相手は誰でも良いから、自分が言われて記憶に残った言葉は、使いたくなるようだ。


もう20年前に流行った言葉なども、今、自慢気に使うのも、この人おかしい?と感じる。
周りがうんざりしているのも感じとれず、本人は得意な顔。
若い時から、頭が堅くて柔軟性に欠ける気がする。

でも、上辺は真逆な演技をするから騙される。

この人は妻子に不幸な事があっても、涙を流さないだろうと思う。

ただ、泣かないとまずいかなと感じたら、わざとらしく泣くふりをするだろう。