「子どもの時からほめられずに育った人は騙されやすい」と語る人がいたが、わかる気がする。


自分も褒められず、自由に意見を言えない環境で育った。が、過去に自信を持たせてくれた人との出会いがあって以来、褒められる事に飢えてはいない。意見も言える様になった。

客観的に自分の育った環境に問題ありと気が付いたのも良かったと思う。
それでも、結果的に人を見抜けずに失敗したことは間違いないのだが。


問題なのは、夫だ。

男尊女卑な考えの親から育ったのは同じ。

私の実家と違うのは、母親が父親より強く、女性なのに女性差別をしていた事だ。

夫は”母親以外の全ての女性は劣っている”と思い込んでいる。


「自分の家族だけが世の中で一番優れている」と母親が言いきかせて、周りの人の悪口を言いながら育てた。

その内容は、根拠のないただの負け惜しみや妬みにあふれた物なのだが、何十年も今でも、それを夫は言い続けているのだ。

「あの頃のあの人のせいでおかしくなった。町の雰囲気がおかしくなったのは、○○のせいだ。」みたいな言い方。

聞いているこちらが焦る。母親が過去に言った悪口を今でも堂々と言う。

世間に教えてやるのだと言って、私が止めても聞かない。人格的に違和感を感じる。

姑は、子どもに順位をつけた。夫は一番下に置かれ、ほめられずに育った。それを何の疑問も抵抗もなく育った。反抗期もなく、母親のご機嫌とり係の様な存在だったようだ。


自分で考えず、全て親のいう事を自分の考えとしてきた。
自分で疑問に思ったり、意見を言うと母親に叱られた。「私の言う事だけが正しいのだから余計な事を考えるな」と。

夫の話を聞いたり、姑の言動を見聞きしてきてそれは事実だと感じた。

ほめられずに、一番ダメな子として育ってきたので、詐欺やねずみ講に簡単に騙される。騙されるという感覚もない。何が悪いのかという事もわからない。


世間の常識より、口のうまい詐欺師を信用する。自分も詐欺師みたいなものだから抵抗がないのだろう。悪い事に自ら引き寄せられるのだろう。  (続く)