子どもは、「別れた夫の相続人」であることから逃げられないという現実にぶちあたった友人がいる。

どこのお宅でも一見順調そうに見えても、何かしら悩みはあるもので。

友人Bさんは、息子さんが小学生の時に離婚した。

旦那さんの浮気と暴力に悩んだBさん。


浮気相手の女性が家に押しかけ、包丁を振り回された事もあり、着の身着のままで子どもと一緒に車で遠くに逃げ、そのまま離婚した。

ホッとしたのもつかの間、今度は別れた旦那さんが事件を起こして逮捕されたのだ。

身元引受人として、警察からBさん宅に電話がきたそうだ。

それも息子さんあてに。

別れた旦那さんの一番近い親族は、別れたBさんではなく、息子さんになる。

離婚してから時が過ぎ、子どもさんも成長し、やっと平穏に暮らしを始めたところだった。

Bさんは、せっかく縁が切れて忘れる事ができると思っていたし、トラブルから子どもを守りたい一心だったのに、別れてもこんな形でまた関わるなんて…とショックだったそう。

”夫と自分は他人になったけど、子どもは死ぬまで親から逃れられないのだ”と思い知らされたという。

財産相続など良い事で縁があるなら良いが、借金、賠償金、犯罪、孤独死など悪い事の始末が相続人であるが為に逃れられないのはつらい。

相続は放棄できるが、忘れた頃に連絡がきて、子どもが嫌な思いをするのも困る。

Bさんの場合、相続ではなく、親の犯罪に巻き込ませてしまった。
犯罪者の子どもになってしまった。自分の意志ではどうすることもできない。

母親なのに、守れない辛さ。

彼女は、息子さんの負担を少しでも軽くしようと、自分が率先して警察に行き、動いた。
こんな男と結婚した自分の責任だし、子どもに申し訳ないと。

旦那さんはその後も犯罪を繰り返した。
その都度、Bさんが警察に出向いた。

片親の生活の場合、ぶつける相手のいない子どものストレスもすべて親一人で受け止めなければならない。例え、もう一人の親が原因であっても。

親の責任であるのだから、しっかり受け止めないといけないのだが、私も同様で時には心が折れそうになる。


憶えておきたい☆子どもは夫の相続人であることから逃れられない。縁を切ってもいつかは関わる事があるかもしれない。自分が守れる間は頑張りたい。