テレビで色んな悲しい事件や事故のニュースを見ると、巻き込まれた方々は「まさか自分が…」「せっかくの楽しい思い出がこれでぐちゃぐちゃになった」「あの時の姿が最後になるなんて…」など、そのショックはいかばかりかと感じる。

その災難を、直前まで誰もが予想していなかったはずだから。


自分だっていつ、何が起きるかわからない。


年老いた親との別れは、悲しく寂しいものであるだろうが、この歳になると心の準備もできる。


高齢で病死なら、天寿を全うしたと自分を慰める事もできる。


若い人の急死ほど残酷で、ショックな事は無い。


ましてやそれが我が子だったら。


色んなニュースを見るたび、我が事として思ってみていると、自分にとって、何が一番大切かがひしひしとわかってくる。

それは人によって色々だと思う。自分の場合は、今の家族だ。子供だ。


子供達との思い出だ。



結婚するまでは、親、兄弟が一番大切な家族だった。


今は、自分が産んで育てた子供達が家族。


両親も兄も幸いに今は元気でいる。
でもいつかは別れがくるんだなあと、年老いた親を見る度、寂しい気持ちにもなる。

その時、支えになるのが子供達だ。孫も加わる事になる。自分で作った家族だ。


そんな事を考えて居る時、夫の存在が頭をよぎり、憂鬱になる。


彼にとっては、今一番失いたくない、大切なものって何だろう。子供達との思い出もない、夫婦の思い出もほとんどない、家族一緒の思い出がない。良い時もあったはずだが、嫌な事が多すぎて記憶から消えてしまった。


夫婦で話し合って、子育てをし、一緒に生活を営んでいくはずだった。見事に裏切られた。


でも、私には、子供達がいてくれて幸せだ。結婚して良かったのは、唯一子供達との出会いと思い出が残ったこと。


子育ては苦労もあるし、どんなに大変でも、その思い出が自分の生きた証。思い出は宝物。

「たからもの」という言葉、何て素敵なんだろう。


夫に言いたい事!☆こんな素晴らしい宝物を手放すなんて、もったいない。これ以上の大事なものって何?自分の生きざまが最後に返ってくる。