りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

  


夫は本当にモラハラ人間なのだろうかと時々思う時がある。
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離れて生活しているので、直接的、日常的に被害を受けずにすんでいるからなのだろうが、以前よりは気にならなくなった。

子どもに手が掛かる時期の夫の無責任さと意地悪は、私の心までだめにしたほどだったが、子が成長した今、父親としての役割が必要とされなくなり、目立たなくなってきた。
夫は、足を引っ張ってきただけだったが、世間には「子どもを一人前に育てる為に頑張った父親です」のアピールに熱心だ。

慣れてはいけない。これが当たり前ではないと思わないと。


生活費を送りたがらない、子どもの夢を潰す、進路の妨害をする。家族の幸せを妬むなど、人間としてそもそも普通ではない。


用事があれば、連絡はとっているので、夫は家族との仲は良好だと思っているだろう。
こちらの我慢に甘えているだけなのに。
「思いたい様に思い込む」から。

「家族なんて重たい存在だ。好きに自由に生きて何が悪い、男なら許される。文句あるか」が本心だろう。
自己愛の強さが半端ない。

口癖は「それがどうした。それが何だ」だ。

一見、優しそうで、暴力とも縁がなく、紳士的に見える。

暴力は振るわない。あまり大声も出さない。だからDVやモラハラとは言えない?のだろうか。


「暴力も振るわないし、優しいし、平和に生活できているんだからいいじゃない、何の不満があるの」と言われそうだ。言われたこともあった。


モラハラ人間だと思うことにしよう。そう思う事が自分らしく生きる一番の方法だと感じるから。



  

夫から聞いた家を売りつける会社の名前を聞いた。
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会社というより、建設関係の小さい業者の様だった。
夫の仕事には関連性は無さそうだが、誰かの紹介なのか、どこかで知り合ったのか、わからない。

夫は、誰にでも愛想がよく、初対面でも場違いに馴れ馴れしくする。失礼になったり、気持ち悪いと思われる相手もいると思う。

かと言って人を疑わないというような純粋さがある訳では無い。演技だ。自己満足の。


信じるべき人を疑い、疑うべき相手を信じる。何が自分の為になるのか、誰が自分の事を思ってくれているのかの判断ができない。誠実に、信頼関係を積み上げる人間関係が作れない。

何が大事なのかがわからないのだ。子どもの存在より、目の前のお世辞を言う他人の方が大事になる。


それをふまえて、夫の行動には注意しないと、悪い事に引きずり込まれてしまう。というより、自分から寄っていく、似た人に。


聞いた名前で、調べてみよう。口を出させたくない夫は何も教えない。例え話しても、どこまで真実かわからない。どうにかして情報を得たい。ホームページとかあるだろう。

夫の反応は、半々と言った様子。おいしそうな転職話だけが欲しいのだ。家はいらないはずだ。


家を買わないと、絶対転職できない。でも、家族と暮らさず、お金も使わず、家を買えないか、とそんな勝手な事を考えている様子。

無理だろう。そもそもその話が詐欺かもしれないのに。疑う事なく、とにかく甘い話に乗りたくてうずうずしている。そして、私にその事を自慢している。私に家を買う事を押し付けようとしている。


自分には、役員で引き抜こうとしてくれる人もいるのだ、それほど評価されているのだと。

評価じゃなくて、馬鹿にされているという事はわかっていない様だった。





  

あの後、不安で眠れなかった。

結婚してからずっとこんな事の繰り返しだ。いつになったら安心して暮せるのだろうと思いながら人生終わりそうだ。


この人は、変わっているのだ。おかしな方に行きたい人なのだ。

常に誰かともめたり、何かに困っている事が生きている証とでも思っているのだろうか。

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よくわからないけど、多分だけど、変人なのは、親の影響ではないかと思う。

異常に夫自身が、人の粗を探しては、「親の顔が見たい」だの「育ち方の問題だ」だのと批判する癖があるのは、自分の育ち方にトラウマがあるからではないか。

自分が子どもの時から抱いていた「友達のお母さんと違う」と思った母親への違和感。
自分がされて悲しかった事を、人にする事で自分を慰めている様だ。
「自分がされて嫌だった事は人にはしないものだ」と人には指導するから、自分では自覚していないのだろう。


いずれ家族からも誰からも助けてもらえない日が来るかもしれないが、そうなっても「なぜこんな目にあうのかわからない」と嘆くはずだ。可哀想な人だが、自業自得な老後になるのかな。


夫は、家の話の詳しい情報はまだ話そうとしない。

私からは、「勝手に決めないで。お金無いのに買える訳がないし、ローンも組めないと思うけどどうするつもり?私は反対です。」とだけ言っておいた。

「それがさ、ローンは大丈夫だと言われたんだよ。それに家を買うのと引き換えに僕を管理職で雇ってくれるという良い話なんだよ。」と言う。


ほら、やっぱり!でたでた。そんな事だろうと思っていた。

頭ごなしに否定しても、プライドだけは高い夫。聞き入れないだろうから、余計な事はまだ言わずにいた。他の話なら、内緒でこっそりやってしまうのだろうが、こればかりは大金だし、家族の生活も自分の生活も変化する事なので、迷ったのだろう。


家を買うと言えば、妻というものは単純に喜ぶと思っていたのか。
その気にさせて、いざとなったらお金は妻に用意させる作戦。
そして「家が欲しかったのだろう?今買わないと一生買えないよ。こんな良い話はもうないよ。家族の為に買おうと言っているのに。」と言って、欲しけりゃ自分で何とかするのが当然、僕はいらなかったんだと、話をすりかえていく。


いつもその論法でやってきたので、もうその手には乗らない。


夫の目的は、家ではない。家は買いたくないはず。
せっかく家族から逃げたのに一緒に住まないといけなくなる。夫は、役職が欲しいだけ。良く知らない会社なのに。家を買えば、役職がついてお金も入って、楽になる、ふんぞり返って、いばりちらせる。夫が一番欲しくてたまらないものだ。



でも、家を買うお金は出したくない、だから妻に出させよう、ということ。


おそらく、この話が実現しても、夫は家族からまた逃げるだろう。適当に理由を作って単身赴任だとかいって、また同じ事をするはずだ。そして家のローンも払わなくなる。そんな未来は目に見えている。






  

夫に書類を送ってもらう必要があり、メールをした。

すると、すぐに返事がきたのだが、またまたおかしな事を言い出して私はどっと疲れている。
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「こっちで家を買う様に言われて、買うつもりだから。」

また、誰かに「言われている」だ。いつも人に言われて、はいと即答する夫。もしくは人のせいにして失敗したら責任逃れをする気だろう。

自分がこうしたい、自分が良く考えて決めた、とか言ったことがない。事実考えて居ない。
現実逃避の時だけは、さっと自分で決めて行動するのに。

人に言われてはいと返事する。しかし、家族の言う事は聞かない。目の前のうまい話に即答するのだ。


つまり、夫が、人に言われて乗り気で即答する時は、騙されている事が多い。

現実的な問題がある時は、大変さを感じて返事はしない。(子育てや夫としての責任から逃れる時の様に。)


甘い言葉、儲け話、お世辞まじりの話には、すぐに乗っかる。


この家の話もおそらく裏があるに違いない。

あの名誉棄損の件と同じ位、突拍子もない非現実的な話だからだ。


収入も教えない、家族にまともに送金もしない夫が、別居先に家を買うなんて考えられない。
別居先に家族を呼び寄せ、一生そこに住むということになる。

相談なしにこれも、誰かと話を進めている訳だ。私がたまたま連絡したから、探りを入れるチャンスと思ったのか。
要するに、お金を私が何とかする様に仕向けようとしているのだ。
「良い妻とは、黙って夫の決断に従うべきだ。お金の苦労に文句言うのは妻失格だ。夫が借金があれば黙って妻が働いて返すものだ。」などと、自分勝手な理想論を押し付けているんだから。

(そこまでの魅力があるのか、そこまでして支えるほど、自分はやるべきことをしているのか、自惚れるのもいい加減にしろ。)と私の心の声。


私の実家から多額の借金をしているのに、家を買うなんて、しかもいつまた転職して引っ越すかわからない人が、家族から逃げたのに、家族を呼ぶとは考えられない。


よっぽど、また出鱈目な甘い事を言われて、うのみにしているに違いない。
頭金を払ったら、話をおじゃんにされて、逃げられてお金は返ってこないとか、そんな話ではないかと思う。

これまで何回、人にのせられて失敗したり、しそうになって食い止めた事があったことか。全く反省してない。騙されやすいとか、自分は人を見る目がないとか、全く自覚していない。

不安が募る。全くもう…(# ゚Д゚)






  

色々、くだらない色んな思い出を書き出してきた。


こんな変わった人、珍しいよなとつくづく思う。


まだ、大きな事件が起きていないから良いけれど、電話が鳴るとどきっとする。

子どもの方がよっぽどまともだ。

一家を守るはずの夫が、次は何をしでかすかと家族を不安に陥れているなんて情けない。

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人の縁は大事。経験しないとわからないものだ。

いくら自分がしっかりしているつもりでも、勝手に巻き込んで来る人、不幸の種をまき散らす人にまとわりつかれたら、生きるエネルギーを消耗し、時間も無駄になる。人生狂ってしまう。怖いものだ。

自分に引き寄せる隙があったという事だろう。私にも何か原因があるのだろう。

ママ友からは
「あなたがしっかりし過ぎているから、旦那さんが甘えるのよ。」と言われ

何も知らない夫の知人からは
「奥さんがもっとしっかりしないと。旦那さんの足を引っ張らないようにしてくださいよ。」と言われるし

”どうすりゃいいのよ。何でも妻のせいにしないでよ!やってられない。”
と、腹が立った時もあった。

だから私は、誰にも夫の話題は出さない。家庭の話をしないでいると今度は

「いいわね、お気楽そうで。ご主人に食べさせてもらっているんでしょう。単身赴任で頑張っているご主人に感謝しないとね。」と勝手に決めつけられる。

さほど親しくないうちに、個人的な話を自分からしてくる人は苦手だ。

自分の私生活を話さない人は、何の苦労も悩みもないと思われやすい。


いえいえ、話す相手を選んでいるだけですから。と内心思って聞き流している。



  



それで、オジサマにのせられた夫は、私に話してきた。
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オジサマからの又聞きなのに、「僕を理不尽に解雇した社長が、君の事を侮辱していたらしい。あまりにひどい事を言っていたらしいから、訴えて慰謝料をとればいい」と言う。

その内容は?と聞くと「君が傷つくから言いたくないんだけど…」とはっきりしない。


私が傷つくから言えないなんて嘘だ。

そう思うなら、妻を自分のトラブルに巻き込んで利用し、相手からお金をとろうなんてしない。

素人が勝てるわけがない。弁護士費用は?証拠は?どんな損害があった?そんな無茶な事を妻に全て負わせる?

おそらく、考えの甘い夫は、社長の話をして怒らせ、あおれば、私が言いなりに動くと考えただろう。

自分は応援する立場を装い、費用は妻が自腹で。負けても妻の責任。自分は慰めるだけで良しとする予定だったろう。

結局、こんな事を言ったらしいよと、深刻ぶって話してきた。さぞ私が怒ると期待して、大げさな言い方で。

どこが悪口?私には褒め言葉に聞こえた。というレベルの話だった。本当に嬉しくなる様な言葉だった。「男勝りだ」みたいな意味の言葉で、なぜこれが名誉棄損になるのかもさっぱりわからない。
これは、ドッキリか、つまらぬ冗談?まさか本当の話?


「どこが悪口なの?褒め言葉に聞こえて嬉しい位よ。なぜ名誉棄損?おかしいよ。」
と言った。期待外れの反応に戸惑う夫。

「極秘だけどと言って情報をくれた人がいる。奥さんは、名誉棄損で訴えるべきだと言われた。」と深刻そうに話す夫。


「仮に社長が私を悪く言ったのが本当だとして、誰かが吹き込まないとそう思わないよね。何の接触も企みも私には無いし、そんな馬鹿げた話を信じたの?私は毎日生活する事で精一杯でそれどころじゃない事位、わかっているよね?」

「そんな事を言うのは、あのオジサマでしょう?オジサマがあっちにもこっちにも、作り話を言って、喧嘩させて、面白がっている可能性はないの?」

「人と人をもめさせて、楽しむ人がいるからね。あの人がこう言っていたよと言いつける人を私は信用しない。」

そこまで言うと、夫は黙ってしまった。図星だったか。


裏で操るオジサマは、どういう結果になっても、面白いわけだ。誰も幸せにはならない。

一瞬でこの話は終わった。さぞオジサマもがっかりした事だろう。そして私の事を憎たらしく思っただろう。


夫は、何の反省も無く自分は悪くない、社長が悪い、復讐したいという考えはそのまま持っていた様だった。


こういった事が続いた結果、夫によっていつどんなトラブルに巻き込まれるかわからないという不安を持たされ続けている。

とにかく、「馬〇だなあ」と思わされる事が多くて疲れる。

本人にこれをもし言ったら、冗談でも顔を真っ赤にして怒る。これはコンプレックスの表れだろうか?







  

続き

名誉棄損というが、私は何の名誉も傷つけられていない。世間に言いふらされた訳でもないし、社長さんとは知り合いでもないし、オジサマが黙っていたら知らなくてすんだ話。

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夫がくびになったのは、夫に原因があったわけで、それを私とは全く関係はない。

むしろ、嫌な思いをさせたのは、この話をご親切に教えてくれたオジサマじゃないか。


オジサマと似た頭を持つ夫は、その話を鵜呑みにした。そもそも、夫が問題にしたいのは、「理不尽な解雇に対する訴え」だろう。

何故それが、「妻の名誉棄損を訴える」になるんだ。


自分は泥をかぶらず、妻を利用しようなんて、しかも他人から言われたからと言って、はいそうですねと言う?何かおかしいと思わない?証拠も無いのに勝てると思う?


オジサマも、社長の事は良くは思っていなかった様だ。
要するに、人を利用して、嫌いな人に復讐しようとしているだけ。

負けても他人事。どんな結果になろうが自分は関係ないととぼければ終わり。他人の不幸は蜜の味。

いるいる。大げさに話を盛って、言いつけて、人と人をもめさせようとする人。裏で煽っておいて、後は知らん顔。くだらなさすぎる。

幼稚な事をする人はいくつになってもするんだ。


そんな話、誰でも「そんな事できませんよ。冗談でしょ」と言って終わりだろう。


そうじゃないのが、夫である。「ふむふむ、なるほど」と、その気になる。


利用された結果、失敗しても、自分は悪くないと思いたいから結果「騙されていない」と思い込む。

だからまた騙される。自分も人を騙すのに。わからないのだろうか。似た様な人間同士で、足の引っ張り合いをして、同じ世界でぐるぐる回っているだけ。


オジサマは、夫が簡単に話にのってきたので、騙しやすい男だなと思った事だろう。

自分の企みを疑われない様に、とにかくお世辞ばかり言ったようだ。


「君は正しい、出来る男だ。君の奥さんもできる人だ。だから戦って、身の潔白を証明するべきだよ!」

みたいな話をして、煽っていく。

普通にどう考えても、このオジサマ、嫌な人だとわかりそうなものだ。


私がそんな作戦にのるわけがないという判断もできない二人。女性への差別意識を持つ2人だから考えが甘いのだった。





  

誰か味方を欲しがっていた夫に、チャンスとばかりに話を聞いて、励ましたオジサマ。
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「社長は悪い人、君は被害者だ、僕は君の味方だ、応援するよ。何でも相談して。」と優しいオジサマに、夫はすがりつく。勿論、私には内緒だ。(私はこれはだいぶ後で知った)


オジサマは、夫に社長と戦う事を勧める。1人でどうやって戦えばよいのか、躊躇う夫に色々とやり方を言ってくる。

「奥さんに戦わせればいいんだよ。」とそそのかしたオジサマ。

そんな事より、反省して、早く次の仕事を探してほしいのに、余計な事をするオジサマだった。

「奥さんに名誉棄損で訴えさせればいい。」と。何のこと?妻と社長は接触もなく、自分の退職とは関係ないのに?と夫が問う。
するとオジサマは、最初に私をわざとらしく褒めたおす。「以前、お話した時に、奥さんがどんな人かわかったよ。あの人なら勝てるよ。奥さんと社長を裁判で戦わせるんだ。」と言う。

オジサマは、私に悪意を持っていない印象づけをした後、「あの社長は、君の奥さんの悪口を言っていたんだよ。それもかなり嫌な言い方だった。それを名誉棄損で訴えればいい。」と言い出す。


私と何も接触のない社長さんが、なぜそこまで私を悪く言うのか、全く話が支離滅裂。夫が自分のダメさの言い訳に私のせいにしたのか、原因は夫しかいない。

いや、もしかするとオジサマの作り話かもしれない。社長ではなく、オジサマ自身がそう思っているのでは無いかと思った。その前に私に言い返されて、根にもっていただろうから。

それをとぼけて、素直に信じる夫。

会話に現実味が無い。そんな事で裁判なんてできる訳がない。

それがオジサマと夫とのやりとりだからなのだろう。理解不能な会話が成り立つ2人。

    ( 続く)



  

いつもの事で、夫が社長と喧嘩をし、くびになった時の話だ。
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社長の性格も色々あるだろうが、調子に乗っていつもの社長批判と偉そうな態度をとり始め、まだ何の実績も無い夫は、解雇された。

「会社の方針が気に入らなければ、いなくてよい」と言われるに決まっている。しかも、転職で、採用してもらった恩があるはずだ。貢献してその期待に応えるのが先だろう。

謙虚さも最初だけ。慣れたら、まるで自分が経営者の様に妄想する夫は、社内でも異質な存在だったと思う。


後から聞いた話では、くびになったきっかけは、大事な取引の書類を紛失して大騒ぎになった事だそうだ。

その時、皆が必死で探しているのに、他人事な態度。しかも「整理ができない人間が無くしたんだ。能力の無い奴だらけだなあ。」と、探しもせず批判していたらしい。


結局、上司が苦労してどうにかその場をしのいだとか。

その後しばらくして、夫のぐちゃぐちゃした机の中から、その書類が出て来た。
見つけたのは上司だった。

夫は、他の社員の陰謀だと言い、ミスを認めなかった。
人には整理ができないのはクズだと言いながら、一番整理ができないのは夫だった。

散乱した机を見れば明らかで、普段から大事なメモを紛失したり、約束を忘れたりはしょっちゅうだった。

その都度、言い訳をしたり、相手に責任を押し付けたりと、社内での悪評判が広がっていた。

反省しない夫の態度に、会社としてはこの人は、会社にとって利益にはならないと判断したのは当然だ。

もし、夫が言うように、「社長がおかしい。自分の言いなりになる頭の悪い奴ばかりを大事にして、有能で意見を言う僕を嫉妬して、排除した。あんな会社はすぐに潰れる。」のなら、とっくにそうなっているはず。


夫がいなくなっても、悪い事は起こらず、会社は成長している。

「最初の印象と別人の様に変わった。あんな人とは思わなかった。がっかりした。」と、どこに行っても言われている。

私だって、私の親だって同じだ。

夫は、そんな過去を塗り替える。「かつて僕が経営に携わった会社」などと言い換えて、素晴らしい経歴として記憶している。子どもが妄想してつく小さな嘘みたいに。


絶対に現実をありのまま見ない。


そんな時、あのオジサマが再び夫にすり寄ってきていた。






  

オジサマの話には続きがある。縁を切る少し前の時期のこと。

当時夫は、どこに勤めても、”自分が一番優秀である”という妄想?思いこみ?があった。

「この会社はつぶれる、自分が社長になればうまくいく。今の社長はだめだ。」
と言いだす癖があった。転職するたびに、時期がくると同じ事を言い出すのだから、ここまでくれば病気みたいなものだ。

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入社する時は、「良い会社にヘッドハンテイングされたんだ(嘘である)社長がいい人だった」と言い、内緒で転職した事を正当化する。

私は、どうせそのうち「社長はダメだ、だまされた」と言い出すだろうと予想していた。

相当の能力があるならともかく、ミスが多くてノルマを達成しない平社員の立場。
雇ってもらえて有り難いと私は感謝しかないが、夫はそうではない。

「俺様が、こんな会社に勤めてあげているんだぞ、本来幹部でいるべき立場なんだぞ」と内心思っているし、私の前で口にする。
実績も上げないうちに、職場に慣れて来ると偉そうな態度がでてくる。

家族も親族も、夫の事を「いつも上から目線で、人を見下している態度、何とかならないのか」と言う。
第一印象は、謙虚で温厚な良い人だと思われて、すぐに人と馴染むのだが、次第に偉そうな態度になってくる。

だから、トップの人達と喧嘩して首になるというパターンになるのは当たり前だ。

なのに、夫は
「僕が能力があって、お得意先から慕われるので、上司が妬んでるんだよ。」と言い訳する。

「評価してくれる人がいるから自分は正しいんだ。僕をけなす人は嫉妬しているか、見る目が歪んでいる」と言う。

私から見れば、外部の浅い付き合いの人は、表の顔を信じると思う。
片面しか知らない人たちの応援して下さる気持ちに対して申し訳なく思う。


夫の職場の様子と言うのは、実際目にした事があったり、上司から直接苦情を聴いたり、会社の人から聞いたり、そして夫自身から聞く話で、予想できた。


「いつも自分を見つめながら行動してほしい」と私は言うしかなかったが、意味が理解できない様で、他人の事ばかり批判する。

夫がくびになった時、夫と良く似たあのオジサマは、夫を煽り、私まで巻き込んで、我が家が破滅する様に仕向けようとしたのだった。(というのは大げさかな。)



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