りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

   

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あくまでも友人の遠い記憶の話である事、夫から聞いた内容と違っていても、今更どうでも良いことなので、軽い気持ちで面白がって聞いていた。
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今だから話すのよ。旦那さんには言わないでね、と念を押してから彼女は話し始めた。


*******以下、彼女の話************


4年生は、就活で忙しい頃だった。
ある日、同じサークルの女子のユミさんが〇さん(夫)と恋人になったと噂が広がってた。噂を広めたのはユミさん自身だったの。
〇さんに、私は聞いてみたの。「良かったですね、いつのまにユミさんと?」って。そしたら、嫌な顔をして「違うよ。付き合ってないよ。」と否定されたの。「でも、彼女がそう言っているそうですよ。」と念をおしたけど〇さんは「好みじゃないし。ありえないよ。」と不機嫌になってしまった。

確かに二人が一緒にいるところを見ないし、それまで噂も無かったから、おかしいなとは思った。
ユミさんの片思い?〇さんが思わせぶりでもして勘違いしたのか、それとも、〇さんが照れて嘘をついたのか、隠す必要ないのにとも思った。

それからしばらくして、卒業したら婚約するらしいと言う噂が耳に入ってきたの。
これはやっぱり本当じゃん。と思って、今度こそ〇さんにおめでとうと言いにいったのよ。

そしたら、〇さんが、ため息をついて言った。
「本当に恋人じゃないってば。でも、婚約することになるかもしれない。」って!


*********続く

ここまでの話で、えーっ、何だそれ。付き合っていないのに結婚するってどういう事?

面白そうだなとワクワクしながら続きを聞いた。

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友人から聞いた過去の話…。
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もう遠い昔の話で、そう言えばそうだったかなと思う位の事なのだ。
でも、自分の知らなかった事、「聞いていたのと違う」と思う話を聞くのはなかなか刺激的である。


彼女の独身時代の話の中に、時々でてくる夫の事。

大学時代は私とは遠く離れていたし、恋人だった訳でもないから、夫はどんな風に過ごしていたのか知らない。夫から思い出話として聞いた事を信じるしかない。お互い、干渉しない気にしないという感じ。


私は私で好きにやっていた訳だし(笑)
ただ、夫から聞いていた思い出話は、真面目で好青年、その当時の普通の学生の過ごし方をしていたという印象しかない。そして夫は「恋愛をした事がなかった」としつこく話していた。

それは好きになるタイプの人が現れなかったのか、自分が恋愛に臆病だったのか良くわからない。


友人が言うには、~当時は見た目はもてそうな外見ではあったが、恋人がいる雰囲気はなかった。いれば、すぐに自慢するタイプの人だったから。当時からお喋りで自分の事ばかり話題にする人だった。~らしい。


卒業前に、一時期彼女らしき人がいると噂になったという。おそらく初めての彼女だったのではないか。

今の状況を知り、友人は私に遠慮することなく、はっきりと気持ちを話し始めた。

「今思えば、確かにあの時から変だったわ。でも、当時は、相手にも原因があるみたいに言うから信じてしまってた。でも、今の状況を見れば、ご主人にも問題ありだったかもしれないわね。」
と言う。


何のことやら。
私より前にひどい目にあった人がいたのか。教えてほしかったなあ。

でも今だから確信できる訳で、当時なら言い訳を信じるだろう。嘘がうまいから。と思いながら、詳しい話を教えてもらうことになった。

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ご無沙汰していた古い付き合いの友人から、メールが来た。

本当に久し振りで、メールと電話でやりとりをしていたら話が盛り上がり、つい長くなってしまった。


面白い話を聞いた。今だから…みたいな事だろう。

この友人は夫の大学の後輩で、当時の夫の事を私より知っている。

お互い、就職や結婚で遠く離れてしまい、年賀状だけのお付き合いになってしまった。でも、若い時の友人は、いつ会っても分かり合える気がする。

お互い子育てで追われていた時期を乗り越え、少しほっと落ち着いてきたところだ。

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彼女は、うちの今の状態は知らなかった。


てっきり、夫婦仲良くお正月を過ごしたのだろうと思ってのメールだった。


簡単に家庭の状況を説明した。やはり夫の事を「そんな人とは思いたくなかった。がっかりした。」と驚いていた。彼女自身も結婚生活は苦労の連続だったらしく、最近やっと楽になってきたとの事だった。


そして、私の知らなかった過去の話を教えてくれた。


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年末のあのメールの返事はせず、放置していた。

向こうからも何も言ってこず、結局帰ってこなかった。
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今朝、メールがきた。
「ハーイ!おめでとー!」
これだけだ。

この能天気さが理解できない。自分にとって思いたい様に思う癖がでている。


まあでも、これが救いになる時もあるけど。


しかし、何だろう。こういうテンションでいる神経もわからないし、家族の事は全く他人事と言うか。


こんなメールをするかと思えば、別人の様に意地悪をするのだから。慣れてしまった。もうどうでもいい。


初詣に行ってお御籤ひいたら大吉だった。めったにひかない大吉。良い事が起きるかな。


もうすぐ平成が終わる。

悪い事は年号の終わりと共に去りぬ…で、今年は皆様にとっても自分にとっても明るい未来を感じられる年になりますように。

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睡眠不足気味のお正月。

楽しいからいいのですが。


昨夜はレイトショーで、ボヘミアンラブソデイーを再び観て来た。あの音楽を劇場で聴きたいので、何回でも観たい。



ドライアイ気味なのと睡眠不足で、少しボーッとはしていたが、始まったらあっという間、またのめりこんでしまった。


クラプトンの曲も一瞬流れるし、マッカートニーの名前も出て来る。
現実と多少異なる部分はわかっていても、映画として素晴らしく、良くできていると思う。

前回とは別の劇場だったが、音響が違い(IMAXではない)前回聴こえなかった音が聴こえて来た。

最初の20世紀フォックスファンファーレのギターの音からして聴こえ方が違った。鳥肌がたち感動した。



もっともっと爆音で、一緒に歌いたい、動きたいと思ったが、応援上映ではなかったので、こらえた?(笑)


終了し、満足感一杯で立ちあがったら、ふらついて酔っ払いみたいになったがすぐに立ち直った。

目のせいか、脳が疲労していたのだろうか、映画はなるべく昼に観る様にしよう。

老化を感じて嫌になる。かつて体調不良を起こしてから、予期不安がまだ残っているので無理はしないようにしている。


何でも良いから、ささやかでも好きな事をして、明るく元気にいこう。

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明けましておめでとうございます
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予想通り、夫は帰宅するかどうかの連絡もなく、結局帰宅せず、私は子ども達といつも通り楽しく過ごしている。

このまま数年会わずにすむかもしれないが、突然向こうの都合で(世間体を繕う為とか何かしでかして、泣きついてくるか)会う機会もあるかもしれない。

夫のアパートの鍵を持っていた時は、こっそり行ってやろうかと思っていたが、今は引っ越してしまい、鍵も無く、それができなくなった。今はそこまでする気持ちも無くなった。

その時間と費用とエネルギーを自分の為に使いたい。旅行した方がまし。


籍だけ入っていて、実態は他人だと私は思っている。が、子ども達や肝心の夫はそうでは無さそうだ。

子ども達が、父親の存在だけでも必要としている気持ちも尊重したい。

話は変わって、初詣に行き、久し振りにおみくじで大吉を引いた。


今年は良い年になるかなあ。どうぞ家族が健康で明るく過ごせますように。


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最近、右腕にしみが増えてきた。紫外線によるシミ、老化現象だと思う。

冬は長袖で隠れるので日焼けは気にしなくてすむのだが、ふと気が付くと左手で無意識に右腕をつねっている。痛くなるまではやっていないが、皮膚を指で擦ったり、ひっかいたりしている。

あ、またやっていた。と思い手を引っ込めるが、気がつくとまたやっている。

最近急に増えた右腕のシミは。紫外線のせいもあるかもしれないけど、この癖も関係あるかもしれない。


いつのまにこんな癖が。なぜ、右腕なんだろう。


私の中に心理的な何か闇があるのだろうか。考え過ぎ?


とにかく気をつけよう。見た目も悪い。夏でも長袖を着ないといけなくなる。

これが子どもの行動だったら、口には出さないけどとても心配するかもしれない。

何かストレスが溜まっているのかなあと。


自分の事だと、たいした事じゃないと思ってしまう。
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夫は未だに爪をイジイジと噛む癖がある。


「もしかして爪噛んでる?」と聞くと「爪なんか噛んでいない。指を見ていただけだ」と言い張る。
慌てるわけでもなく、恥かしがる事もなく、とぼける。

夫は、仮の話、服を脱いでても、「服は着ているよ」と言う人間だ。最悪「服が勝手に身体から離れた」とまで言う。絶対嘘だと明らかなのに、平然と言う。

幼児が悪戯をして親に叱られるのを怖がって、嘘をつく事があるが、それと全く同じ事をおじさんになってやっている。

誤魔化すという事は、”してはいけないと自分でもわかっている”という事だろう。


子どもの時から、ずっと注意されてきてて、その都度こうやって誤魔化してきたのだろう。今更私の言うことなんて聞くわけないか。でも、人前でやったらみっともないと思うが。


夫が甘えたかった義母はもういない。今頃誰も注意する人のいない部屋で、思う存分爪を噛んでいることだろう。



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話をM子さんに戻そう。

会社を辞めてからも、パートさんからたまに連絡があり、色々職場の様子を話してくれた。


M子さんは、ご主人の浮気が発覚し、離婚してほしいと言われたらしいとか。M子さんはパートさん全員に毎日自分のお喋りを聞かせていた。私にしていたように。

プライベートな話を何でも話してくるので、聞かされる人はどう反応すればよいのか戸惑っていたらしい。
                                          


その後しばらくして、M子さんはご主人から「浮気相手が事故で亡くなった。離婚はしないことにする。」と言われたという。

そんなドラマみたいな事あるのかなあ。凄いなあ、と思いつつ私はM子さんの話を疑っていた。


仮に真実としたら、可哀想な話だが、M子さんが心から悩んでいる姿が想像できなかった。

M子さんも夫と似たタイプな気がした。


仮に離婚しても、ケロッとして彼女ならすぐに次の相手を見つけるイメージがあった。


辞めた会社の話題を聞いても、遠い昔の事の様でどうでも良かった。


その後、何年経ったか、M子さんの名前も忘れるほど、当時の事は記憶から薄れて行き、そのパートさん達とも次第に疎遠になっていた。
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そんな頃、近所に大きなショッピングセンターができた。

その店の食品売り場で買い物をした時だ。隣のレジの人を見た時、どこかで見た顔だなあと思った。


M子さんだった。名前を思い出せない。名札を見ようとしたが、遠くて見えない。


M子さんにこんな所で会うとはと、しかも忘れた頃に。驚いた。

M子さんの当時の家はその店からは遠く離れている。我が家からも遠かった。

だから同じ市内でも、そう簡単にばったり会う事は無いと思っていた。営業の仕事でそれこそ車であちこち回り、色んな人に会っても、M子さんには出くわさなかった。

今更声をかけるなんてしない。向こうは私の事は忘れているだろう。

そう思い、それ以降もそこで買い物をしてもM子さんの事はスルーしていた。

それからまたしばらく経って、私はPTAの役員をする事になった。

同じ役員のお母さんと雑談をしていた時、その人が自分の職場の話題をし始めた。

レジの仕事で、女性ばかりだから色々人間関係が大変だという話で盛り上がった。あるパートさんでこんな人がいるのよと話題になったその人がM子さんの事だったのだ。

名前を聞くと、聞いたことのない名前だった。M子さんの苗字は忘れたが、聞けば思い出すはず。しかしその名前は全く聞いた事のない名前だった。
M子さんは結局離婚したのだそう。この時の職場でも自分の身の上話を誰にでも話している様だった。

それで、色んな男性と付き合い、今は同棲中だという。

そのお母さんが言うには「あんなお化粧もしない皺だらけのおばさんにそうやってすぐに彼氏ができるのが不思議、性格も変わってるし、本当の話なのだろうか、と皆疑っているのよ」

なるほど。相変わらずなのね。名前が変わっているから、離婚は本当の話だろう。

結局、子どもさんはできず、独身のままだという事がわかった。

頑張って働いて、元気でいるのね。それだけでもうM子さんの事はいいわ。と思いながら、どこで誰が見ているかわからないものだなあ。怖いなあ。気を付けなくてはと思った。

それから後、M子さんはそのお店を辞めていた。今度こそ、もう会う事は無いと願いたい。



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最初は、病院の長椅子に座っていた。
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段々何とも言えない不安感が増してきて、居てもたってもいられない苦しさ、我慢するとか踏ん張る事ができず、身体をどう維持したらいいのかわからない、誰か助けて!と言いたくなる様な気分の悪さが襲ってきた。

ブチッと頭の中で音がした感覚の後からずっと脳の状態がおかしかった事は確かで、酷いめまいが続いていた事だけは自覚できた。

椅子に横に倒れ込み、息が荒くなった。今思えばこれはパニック症候群に似ていたが、どこの病院でも診断はされていない。原因不明と言われた。


私の様子を見た看護師さんが、走ってきて診察室に運んでくれた。


医師は脳の疾患では無い事をチェックした後、呼吸を整えさせ、落ち着くまで病室に寝かせてくれた。


めまいはひどくなっていき、大荒れの海に流される船みたいだった。



病院で休ませてもらったお陰で、夕方には落ち着いてきた。
                                               


暗くなる頃にはやっと歩いて帰る事ができた。

そう言えばあの日、夫は病院に迎えに来る事も無く、何をしていたのか。もう忘れてしまった。帰宅した子ども達は何も知らず無邪気に夕飯を食べていた。

こんな時、やはり夫の存在も含めて、誰か協力を頼める人が必要だなあと感じた。


それからが問題だった。私はしばらくの間、外に出られなくなってしまった。

簡単な家事はできるのだが、感覚が敏感になっていて、何をしても疲労し、気分が悪くなる。

大きな病院に行ってみたが、原因不明と言われた。


脳ドック、耳鼻科、産婦人科、内科、たらい回し状態だった。

今なら、精神科にも行って、パニック発作とか何だかの診断と対処方法はあっただろう。
当時は精神科に行く勇気が無かった。

鬱病で親族が亡くなったばかりで、薬漬けになるイメージがあり、怖かった。(後に良い医師を見つける)

自分で原因を考えて見た。

夫からのストレスを溜めていた上に、M子さんの件が引き金になったと思う。出勤途中に起こったのも、無意識に身体が職場に行くのを拒否したのかもしれない。


精神科に通う事は頭になく、とにかく不調を早く治したかった。


夫は、まるで他人事で、「原因がわからないのは困るなあ。どうしたんだろうねえ。」と言うだけ。


私は買い物に出るのも困難になってしまい、仕事に復帰するのは無理だと思った。


会社に説明し、退職を了解してもらえた。


すると、M子さん以外の、パートさん達が、次々と心配して電話をくれた。

あるパートさんから言われた。

「皆心配していますよ。りんごさんはM子さんが原因で倒れたんじゃないかって。そうなんでしょう?傍からみていて気の毒だなって思っていたのよ。りんごさんが困っているの、良くわかっていたわ。でも、M子さんはりんごさんが好きで仕方ないのよね。りんごさんの気持ちなんて全くわかっていないのよね。」

え~そうだったんだ。誰も全く気にしてない風だったのに、M子さんの話題なんて一度も私にした事なかった人たち。わかっていたんだな。

「私たち、M子さんがあなたの家にお見舞いに行ったり、連絡しない様にうまく話して止めているから心配しなくても大丈夫よ。仕事を辞めてしまうのは寂しいけどゆっくり休んでね。」と言ってくれ、有り難かった。


この件が刺激になったのか、夫が仕事を見つけて来た。



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バスを降りる時には、自分がどうなってしまったのかわからない初めての感覚に、パニックになっていた。
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急に目の前がぼやけ、身体に力が入らない。降りた場所は会社に行く途中のバス停。
知らない町に降りたところで、どこに行けばいいのか。


運よく、バスを一緒に降りた婦人が目の前にいた。



「すみません。具合が悪くなってしまって」と声をかけた。
そしてその婦人の手につかまった。
優しい人だった。「私これから病院にいくところだったけど。どうしますか?」と聞いてくれた。

そのまま一緒に連れて行ってもらう事は頭に浮かばず、とにかく自宅に帰りたかった。

外で倒れて、人に迷惑をかけたくなかった。この時すでにこの婦人には迷惑をかけたが、自分で動けるうちに家に帰ろうと思った。

悪い病気だとかは全く思わず、休めば治る感じがした。だが、自分がおかしくなったという恐怖心があった。
今なら脳の疾患かと思って救急車を呼ぶか、近くの病院に駆け込むだろうが、当時まだ若かったのでそこまでは頭に浮かばなかった。

「家に帰りますので、タクシーを拾ってくださいませんか」
とお願いし、必死で婦人にしがみついて何とか立っていた。

「私にも娘がいるのよ。わかるわ。ちょっと待ってね。」と言って、タクシーを止めてくれた。

タクシーに乗るとお礼を言って自宅に向かった。婦人の名前も聞く余裕もなく、お礼の言葉を言うのが精一杯だった。

タクシーの運転手に何も説明をする訳でもなく、ただ気分の悪さを我慢していた。

家まで意識が持つかどうか不安になり、自宅近くのかかりつけの病院に行き先を変更した。


運転手は、まさか具合が悪い人だと思ってもいない様で、色々世間話をしてきた。

ニコニコして、親切なので、「私具合悪いんです」と言いにくい雰囲気。世間話の相手をするなんて拷問みたいだった。黙って静かにしていたかった。

何とか平静を保とうと、運転手に具合が悪いと感ずかれない様にしていた。

今思えば、何やってるんだ、と思うが、その時の自分はネジが外れた感じで、思考も滅茶苦茶だったと思う。


病院の前に到着した。平静を必死で装って何とかお金を払い、タクシーを降りた。

降りれたのは良いが、地面が斜めに揺れる感覚。おっとと、とあっちこっち、まるで酔っ払いだ。

でも、みっともない所は見られたくないと思い、身体を斜めにしながら、ふらふらと病院の中に入った。始業時間が近かったので、会社に体調不良で休むとだけ言い、すぐに電話をきった。


タクシーの中で、運転手が話しかけてくれた事で、具合が悪い事を悟られまいと踏ん張った事が良かったと思った。呼吸の乱れ、パニックになった頭を落ち着かせられた。

気を強く保っていたから、自分で病院まで来れたんだと思った。


受付をすませて椅子にすわると、一気に気が緩み、急激に気分が悪くなってきた。



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