りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

                             

夫がふらっと帰宅して、家の犬と初対面した時の事だ。


小型犬で、まだ子犬。やっと、私や子ども達に慣れてきたところで、お気に入りのハウスのベッドにちょこんと座っていた。


「犬はどこ?」ときょろきょろ探す夫。ハウスを見つけ、すぐに犬の前に行って中を覗き込んだ。


知らない人に突然覗き込まれた子犬が驚くのは当然、「ウー」と言いながら警戒していた。


するとそれが気に入らなかったのか、夫は犬を睨み付け、犬に向かって「ヴ―ッ、ガオーッ!」と叫んだのだ。


臆病で震えていた子犬。やっと我が家に慣れてきたところだったのに。


突然こんな中年男が唸って来て、不快なはずだ。


当然、犬はおびえて、ワンワン吠えた。懐くはずもない。これのどこが犬好きで、犬に慕われる人なのか?

もっとやり方があるだろう。本当に犬を飼っていたのか?また嘘か?と疑ってしまった。


子ども達も、夫の行動に唖然としていた。


その時、夫が驚く事を言った。    続く



                             

前にも書いたように、小学生のT君が、友達の家の犬を虐待して、そこの家の人に見つかり強く叱られた事があった。それも一軒だけでは無かったのだ。

可愛がるふりをして、人が見ていない時に、犬の口に危険物を押し込んだり、もっと酷い事もしようとしていた。犬が怖くないのかと不思議だ。


動物を虐待する癖のある子どもは、エスカレートする危険性もあるので、気にかけ、注意して見守る方が良いと言われる。


その子の雰囲気から想像するに、何か悪戯をしてやろうとか、ストレスが溜まったからとか、寂しいとか、そういう感じじゃない。

無表情で、淡々と行動する。叱られてもきょとんとして、何が悪いのかなと思っている風に見えると聞いた。

たまに友達と遊んでいる様子や、トラブルがあった時の様子を見ていると、感情が無い様な、いつも無表情に近いイメージで、それで大人しそうで、影が薄くみえたのだろう。

嘘も平気でつくらしいが、嘘をつくような子に見えなかった。


こういう子どもさんに出会うと、環境よりも、生まれ持った性質というものがあるのかなと思ってしまう。よくわからないが。



犬の虐待で、思い出した事がある。


夫は大の犬好きだと自分で言う。

実家でもずっと犬を飼っており、自分に良くなついていたとか、自分の言う事しか聞かないほど犬との信頼関係があったなど、懐かしそうに話していた。


動物に優しい人なら安心かなと、そういう面でも夫の性格を誤解していたと思う。


結婚してからは、なかなかペットは飼えなかったのだが、下の子が小学校に入る頃、やっと飼う事ができた。


夫はすでに別居中だった。犬を飼った事は、また嫌味を言われるかと構えていたが、連絡すると、意外にも、犬好きだったからか、喜んでいた。


その時も自分は犬には詳しいとか、犬に好かれるタイプだとか自慢していた。


家にいないのに、まるで家族の中では自分が一番犬に懐かれるはずだと自信満々な事を言っていた。

ならば帰宅したらさぞ可愛がるのだろうと思い、最初のご対面の時はどうするだろうと観察することにした。   続く




                             

小学生T君の事件   続き

その後も、T君はコンビニで万引きをし、学校に通報されたり、友達の家の犬を虐待したり、空き家に侵入して、窓や家の中を壊し、警察にきつく注意を受けた事もあったという。


まだ小学校の低学年だったことから、悪戯扱いですんだのだろう。
さほど接触の無い我が家ににこれだけ情報が入ってくるという事は、他にも色々トラブルを起こしていると思われた。


親御さんは、ここまで我が子が問題行動を起こしている事をどう思っていたのだろう。

自分なら悩み、苦しみ、自分を責めたかもしれない。

T君は見た目は全くそんな事をするようには見えない。行動も大人しく、素直な感じに見える。


しかし、私がT君を見た時に感じた説明のつかない不安感、恐怖感みたいなもの、それはT君の本質か、生まれ持った何かを本能的に感じ取ったのだろうか。


こんなに小さいのに、どうしてこんな事ができるのだろう、とショックだった。


私は、子どもの友達を親が選ぶ事は抵抗があったのだが、T君に関しては、なるべく関わらないでほしいと内心はらはらしていた。


我が子自身も私と同じ感覚を持っていた様で、T君とは距離を持っていた様だ。


5年生の時、T君は引っ越して行った。お母さんの実家に住む事になったと聞いた。


見た目と行動があんなに違う子がいるという事を思い知った記憶。


今どうしているのだろう。元気にしているだろうか。落ち着いただろうか。幸せかな。

長く、何も噂が入ってこないと言う事は、良い事なのだと思っている。




                             

遭遇したくない人    続き


小学1年生のT君が、日曜日の朝早くにわざわざ離れた我が家に遊びに来るのは、違和感があった。


学校の決まりでは、遊びに行く時は10時過ぎてからとなっていた。


普通に考えても、親がそんな時間に外に出さないだろうし、相手の家に迷惑だし、7時なんて休日は寝ている時間だったり、朝ご飯は食べてきたの?と聞きたくなる時間だろう。


「まだ遊ぶ時間までには早いから、おうちに帰って10時過ぎてから遊ぼうね」と言って帰した。


素直にうなずいて帰ったが、そのままどこかに行ったのかもしれない。誰かの家にいければどこでも良かったのだろう。結局それっきり来なかった。

両親が仕事か何かで忙しいのかな、朝早くから留守番で寂しいのかなとその時は思った。



後で他の友達に聞くと、いつもそんな風で、近所の家には迷惑がられて、断られているらしかった。



うちの子とは家が離れていた事もあって、普段遊ぶ仲間ではなかったので、それ以降、T君との関わりはあまり無かった。

2年生になった頃、子どもから驚く話を聞いた。

T君が公園の木に火をつけたという話だ。


ゴミにライターで火をつけ、木に投げつけたという。

近くで数人の子ども達が遊んでいたのだが、「やめろよ」と言っても、勝手にどんどんやってしまい、あっと言う間に火は燃え上がったという。


驚いた周りの子がパニックになり、近所の家に助けを求め、大人たちがバケツで消化して大事にならずにすんだ。


小学校の2年生が、そんな事をするという事が驚きだった。


当然、その場で大人たちから叱られ、学校や家庭に連絡がいき、問題になった。


一緒にいた子たちもきつく叱られたよう。親も一緒に。


一緒にいてなぜとめなかったのかと叱られたり、一緒にやったと決めつけられ、怖くて抵抗もせずただ泣いて謝っていたそうだ。



でも、子ども達の間では、「他の子たちは、たまたま近くにいただけで、T君が勝手に火をつけており、何やってんの!やめろよ!と言った時にはもう燃えていた」そうだ。


共犯にされた子どもさんは気の毒だが、この事を知った親たちは、益々T君と遊ばせたがらなくなった。


T君は、悪戯とは言えない事件をその後も起こしていた。
(他のお宅の子どもさんの話を、しかも良くない事を書くのは気が重い。もうかなり昔の話だが、ためらう気持ちも持ちながら書いている。)


T君のご両親の事は知らない。

1度だけお母さんの姿を見た事はあるが、綺麗で若くて大人しそうで、子どもさんを大事にしている様に見えた。ホッとしたのを覚えている。




                             

慶応大学生の事件。またかと言う気持ち。


腹が立って仕方がない。


どうしてこんな風に育ったのだろう。裕福な家庭だったようだが、甘やかされていたのだろうか。


持って生まれた性質もあるのだろう。サイコパスということか。


残虐な事をする事件は昔からある。親に手をかけて逮捕された時、「気持ち良かった」と言ってニヤニヤしていた16歳の男の子もいた。

そこまでいくと環境は関係ない、間違ってこの世に人間として生まれてしまったAkumaだ。

そんな危険な人には、遭遇しない事を祈るしかない。

そう言えば、だいぶ前の話だが、子どものクラスメートに少し危険なにおいのする子供さんがいた。小学校1年生の時だ。

直感的に、説明のつかない、何とも言えない不安な気になる子どもさんだった。


おとなしくて、小柄で、可愛くて全くそんな風には見えないのに、どうして胸騒ぎがするのか自分でも不思議だった。


その子が、家も離れているし普段遊ばないのに、突然うちに遊びにきたことがあった。それも日曜の朝7時に。


                  


                             

別居していて、腹がたつ事はさておいて、結果として良かった、無事にここまでこれたと思える面もある。


精神的な苦痛はともかく、肉体的にどうなっていたかわからない。


故意なのか、無意識なのか、家族を危険な目にあわせる人なのだ。


車の運転でも、「子どもを乗せているのに、何やってんの。自分一人の時にやりなさいよ。」
と親族からも叱られたこともあった。


家族を乗せて高速での居眠り運転、山道での居眠り運転、スピード違反、エンジンをかけたまま、子どもを乗せたまま自分は外でガソリン入れる、子どもが降りようとしているのにドアをしめて、指を挟む、歩きタバコで子どもの目にタバコの火をあてる、(謝るどころか気を付けろと子どもを怒る)
海で溺れかけた子供をニヤニヤして助けない。
全く後ろを見ないで、車をバックさせ事故る、子どもを車に乗せたまま放置してどこかにいってしまう。などなどもっとあるが思い出すとキリがない。短い間でこれだ。


注意散漫な性格かと思っていたが、最近は故意にやった事もあるんじゃないかと思う様になった。


後方確認せずに事故った時は、「保険金狙いで相手がわざとぶつかる様に仕向けたんだ」と言った。
後ろの車は駐車していたのに。

”この人はおかしい”と流石に感じた。

相手の前では、誠意を見せてきちんと行動したので良かったのだが、裏では別人格になっていた。


事故しても反省しないから、事故の回数が多い。違反も多い。そういうお金の無駄も多い。


とっくに、事故で大怪我したり命を落としてもおかしくないと思えるし、免許取り消しになっても良さそうなのだが、不思議な事にそうなっていない。

そうなったら困るからホッとはしているが、運が強いのだろうか。生への執着が強いのかもしれない。



                             

先日、テレビで「犯△特捜○○!」みたいなタイトルの特番があった。

その中で、結婚詐欺師の手口を被害者から細かく聞いた上で、詐欺師を探し出し、弁護士が嘘を暴き、話し合いで解決させるというシーンがあった。


それを見ていたら、そのやり口、どこかで自分も被害にあった様な気がした。


この番組のロケ内では、返済の約束をさせ、謝らせて終わりになるが、ああいう人は、またこれも裏切るのではないかと思ってしまった。

もし、約束が守られなかったら、刑事告訴をすると言っていたが、その後どうなったのだろう。


人間はそう簡単には変われないと思う。

番組の様に、子どもを育てながら一生懸命働いているシングルマザーから、貴重な貯金を騙し取る様な人間が現実にいるのだ。



最初は、詐欺師の方からお金を貸したりして助けてあげ、信用させる。

嘘の職業を言い、高収入でお金を持っているふりをし、自分を誇大に見せる。

借りたお金もすぐに返せる様に思わせる。


トラブルで困ったふりして、すぐに返せるからちょっと助けてほしいというところから始まり、少しづつエスカレートしていく。


返済を迫られそうになると、嘘をついて逃亡する。


私は、詐欺師に騙された訳ではないが、この被害者とどこか自分が重なってしまった。


他人なら、こうやって詐欺師に騙されたと、相手を捕まえて追及もできるが、結婚してしまったら話が違う。


そもそも、詐欺にあった訳ではないので、比べる事がおかしいが(笑)


そのやり方というか、人間性というか、共通しているところがあるような気がした。一部のみだけど。


向こうはまさかこんな風に自分が思われているなんて想像もしていないだろうな。


「僕たちはいい夫婦!」と、どの口が言うかと思ったが、平気でそんな事を言ったりする。


もし、実は不仲だと気が付いたら、「えー、理由がわからない!我儘な妻を持つと苦労するよ」って言うのだろうな。

自分に都合が悪い事は、綺麗に記憶を書き換える能力のある人である。




                             

今思えばだが…自己愛の強い夫は、言葉の通り、人を愛しているのではなく、「人を愛している気になっている自分」を愛しているのだ。



だから自分がしたい事の為には、大事なはずの人も平気で騙すし、トラブルに巻き込んでも平気なのだろう。



しかし、夫自身はそうは思っていない。自己満足に浸っている。


自分の嘘の為に、恋人や親が嫌な思いをしても、喧嘩をしても、他人事。自分が被害者みたいに思い込んでしまう。


今だからこそ、確信できる話だ。


その後、⇒(嫌いになれなかった
彼(夫)の両親に、ばったり会ったら(というかこれも彼が仕組んだのかもしれないと今思う)まるで人が変わった様に、笑顔で丁寧な対応をされた。


そして、私がなかなか彼を実家に連れていかないでいると、彼はいきなり一人で私の実家を訪問していたのだ。出張のお土産を届けるふりして。

最初は、不審人物かと驚いた様だったが、人懐っこい、好青年を演じるので、両親の印象は良かったようだ。



他にも、色々違和感や不信感を感じる事はあったのだが、流されるまま結婚という結果になった。



今思えば、親からお見合いを勧められた時に、抵抗せず会うだけあってみれば良かったなどど後悔した。



夫の方も、私をお金持ちのお嬢様だと思ったのに違った、失敗したと感じている事だろう。



                             

私にもプライドがある  ⇒ 続き



今思えば、あの時なぜそのまま縁を切らなかったのだろうか、最大のチャンスだったのに!と悔やまれてしかたがない。


暫くしてから、彼(夫)から連絡が来た。
旅行についての連絡だった。

そうだった。団体で参加する観光旅行の予約を一緒に入れていた。企画した会社にいた彼の友人のノルマ協力を頼まれて、申し込んでいた。



今更キャンセル料を払うのも嫌だし、別に彼に会うのも嫌だと思っていた訳でもなかったので、旅行には参加することに。


どっちみち、旅行中は隣に座るわけだし、変に避けるのもおかしいので、何も無かったかのようにふるまった。


その時の私は、結婚相手としての不安はあったが、友人としてなら気の合う楽な人だと思っていて、嫌いにはなっていなかった。


いっそのこと、あの時、嫌いになっていたら良かったのだ。嫌いにさせない彼の持つ魅力というか、(今では演技に見えるが)その明るさに誤魔化されるのだ。



当時は、若かったので、人を見る目もなく、人は変わると信じていた。

自分に自信があった訳でもなく、(こんな風に人の粗さがしばかりしていたら、一生恋人もできず、結婚できないかも)と焦っていた気がする。

旅行先で、予想通り、彼は必死で先日の件をフォローしていた。


「あれから親にちゃんと話して、誤解を解いたから。母にもちゃんと注意したよ。両親とも、申し訳ない事をした。もう一度会って謝りたい。って言ってる。だから、また実家に来てよ。今度は歓迎してくれるはずだからさ。」
と私を説得していた。



自分がついた嘘については、「ああでもしないと、君は親に会おうとしなかったでしょう。僕は早く君を紹介して結婚したかったんだ」と誤魔化していた。


うまいこと、人のせいにして、今思えば夫らしいなと思うが、当時の単純な私は、信じてしまった。

ここまでして、こんな私と結婚したいと言ってくれる人は、もう現れないかもしれないと思っていた。
                             

あなたとは結婚しません  ⇒続き


作戦に失敗した彼(夫)は、慌てていた。


ひきつった顔で「どうして?」と聞いてきた。

「あなたのご両親は、私を気に入らなかったみたいね。すっぽかした事になっていたしね?この前の感じでは、結婚を反対されている気がした。」と言った。


その他にも、彼が私に嘘をついていたことや、

「我慢してまで結婚したいと思わない。私にもプライドがある。祝福されて結婚したいから、あなたとは結婚できないと、ご両親に会って思った。」
などなど、不満をぶつけた。


すると、自分が嘘をついた事はとぼけて話題にせず、「僕も、親の態度がひどかったなあと驚いたんだよ。汗をかいていただろう?あれは、親が失礼な態度だったからはらはらしたんだよ。」
と親のせいにしていた。


「あの離婚の記事は無神経すぎるというか、あれはわたしへの嫌がらせでしょう?そんな事をするお母さんなら、仲良くできそうにないわ。」と言うと

「あれは僕も頭にきたんだよ。よっぽど怒鳴りつけようかと思ったけど、我慢したんだ」
としらじらしい言い訳をしてきた。

あれは彼が義母と、その前に「離婚したくなったらどうしたら良いか」という会話をしていたのだ。

義母が調べといたよと、渡しただけだ。それでも、あの場で渡したのは、あまりに無神経か、嫌がらせだと思うが。




「僕が親に注意しとくよ。きっと何か誤解しているんだと思う。だから考え直して。」と言う。


そういう問題ではない、原因は彼が親も私も騙して、おかしな作戦を使ったのが間違いなのだ。




「お袋は、兄貴が大事だから、僕たちの事なんて干渉してこないだろうし、そこまで関心も無いとおもうよ」とも言っていた。

そうかもしれないが、それ以前に、ただ意地悪で、トラブルメーカーな人なら、誰が相手でも何か問題は起きるだろうなと思った。現実にそうだった。

彼は、断られた原因は、親の失礼な態度だけが原因と、問題をすりかえていた。

いや、あなたの行動も問題よと言ったが、聞こえないふりをしていた。

とりあえず、話し合いは平行線。私はもうどうでもいいと思っていた。

しばらく会うのをやめて、頭を冷やすことにした。



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