りんごの嘆き

気が付けば人生の後半もだいぶ過ぎた。主婦りんごは嘆いてばかり。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わろう。

夫からのメールに返信していなかったので、今朝こちらからメールを返した。


本来なら返さずほっとくのだが、(何か企みを感じて用心する)今回は、催促するチャンスなので返事のついでに書き加えた。


「きちんと送金するように」と。



さて、どうなることか。おそらく返事は来ない。自分が何か企んでいる時は、うるさい位返信してくるのに。単純でわかりやすい。


都合の悪い時は、ぱたっと無視するので面白い。自分がそうだから私が返事しなくても文句は言えないだろう。


こうやって私から言われる事は、弱いところを突かれて嫌な事だろう。

言われたくなければ、普通の父親のように義務をはたせばよいこと。


言い返せないので、きっと悔しいと思う。


そういう時は、人から言われたままの言葉をそのまま使って、誰かにぶつけて発散する。


例えば、私から「自分の子どもの事なのに、まるで他人事みたいだね」と言われたとしよう。

夫は言い返せなくて悔しかったとする。

すると、別の場所で、誰かに「自分の事なのに、まるで他人事みたいだね」と、私の口調そのまま真似して言うのだ。


言うタイミングが場違いだったり、不自然だったりするので、相手はきょとんとするはずだ。


もっと可笑しいのは、私が言ったという事を忘れて、私に言う時もある。

はあ?それ、私が言った事よ。と言いたくなるが、もうこの人は宇宙人だと思って放置する。

自分の言葉でものを言えない人。人の物まねはやめてほしい。言い方まで真似するのだ。無意識だろう。見ていて可笑しい。


自分の中で、咀嚼できず、理解できず、パニックになり、ただ言われたことだけを根に持つ。


だから、誰かに自分がされた事を真似して吐き出し、ストレスを発散して、「俺様が指導してやった」と自己満足して終わる。


さて、またどこかで、自分のだらしなさや約束を守らない事を棚にあげて、誰かに「きちんと送れ。期日を守れ」
などと説教しているのだろうな。


昨夜、急用で、人と待ち合わせをした。


待ち合わせ場所に早く着いたので、周辺を散策した。緑豊かな静かな住宅地。


近くに大学があり、学生達が歩いている。


夜になっても大学には人がいて、一人暮らしの学生達は時間を気にせず過ごし、晩御飯をコンビニで買ったりお店に行ったり、買い物袋を下げて歩いている。
中には友人と一緒に食べるのか、スーパーの袋を下げて仲良くお喋りしながら歩いていたり。


大学の周りや構内にある樹木と近所の定食屋の臭い、懐かしい喫茶店…学生街の香り。


ああ、懐かしいなあ、自分はここよりずっと離れた大学だったけど、ここと環境が似ているなあ。

サークルの仲間と夜遅くまで大学に残って学祭の準備をしたり、アパートで一緒にご飯食べたり。

喫茶店でお喋りしたりしたこと。

ふっとタイムスリップした。


自分の精神年齢は、成長できないままあの頃で止まっているかもしれない。


通り過ぎる学生達から見れば、ただのおばさんなのに、自分の子どもと変わらない若者が、同級生に見えてくる。


こんな雰囲気好きだなあ。昭和の香り。


楽しいばかりの学生生活では無かったけど、未熟だった自分にとって、自立心を鍛える事のできた時間だった。

そんな生活をさせてくれた親には感謝する。


まさか、こんな人生を娘が送るなんて当時は想像もしていなかっただろう。



あの時は、まだ夫とは離れていた。


過去に戻れるとしたら、あの時の自分に教えたい事が沢山ある。



夫と結婚するまでの期間は、思い出したくない。


思い出したくない自分があるなんて、悔しい。と頭に浮かんだが即打ち消した。せっかくの楽しい時間だ。

現実を忘れ、懐かしさに浸れた幸せな時間だった。





朝、メールがきていた。夫から。

夫からのメールは、私にはトラウマになっていて、着信しただけで動悸と吐き気がしてくる。


まともな事で連絡が来た事がないからだ。
楽しい内容のやりとりなんて、一回も無かった。

電話なんて特に、「言う事聞かないと明日から生きていけなくなるけどいいのか?」位の内容しか電話で話した記憶がない。それも、優しい口調で陰湿に。


脅したり、不安にさせたりして、こちらの反応をみる。


つまり、家族の存在が重くなり、私が逃げだす様に仕向けるか、夫に小遣いを(お金はむこうが握っているのに)こっちから送らせようとまで考えて仕組んでくる。

私は、パートでそんな稼ぎはない。
つまり、私に借金させるか、実家からお金を引き出そうと企んでいた。

私の実家を裕福だと勘違いしていたようだ。


もしかしたら、その勘違いで結婚を迫ったのだろうか。

実際結婚したら、違ったから逃げ出したのか。

仮に裕福であっても、それをあてにするとかありえない。


「脅迫するなんて最低だ。私はもうその手にのらない。それどころか早くうちの実家に借りたお金返してよ」と最後は宣言した。

焦ったのか「脅迫なんて作り話をして、脅しているのはそっちだ。そんな事言われるなんて、ああがっかりだ。」と言いだす。
モラハラはそういう時にあからさまだ。


失敗した時だけこちらに責任を押し付けようとし、うまくいった時は絶対教えない。良い話は独り占めだ。臨時収入があってもすぐに使う。絶対家族には使わない。


自分が加害者だという事を決して認めない。常に失敗は人のせいにする。


私がもう向こうの作戦にはのらないとわかったら、音信不通になる。

自分が良い暮らしをしている事は秘密。だから楽しい話題で連絡は絶対してこない。

こちらも、楽しい話題をすると向こうが不機嫌になり、嫌みを言うので言えない。



私がきっぱりと宣言してからは、脅しは無くなった。やっぱり作戦だったってことだ。


そして自分がしてた最低な行動も、記憶から消している。


私のトラウマなんて全くわかっていない。そんな話をしても、私の作り話だと言い、自分を陥れる為に何か企んでいると言いだす。
何でも、発想が変だ。オカルト的に思い込む奇妙な面がある。


超常現象や、外国の謀略、霊の仕業、など平気で言う時もある。


へたすると「自分は神に近い存在だ」と心の中では思っているのではないか。半分青い、ではなくて半分黒い心の持ち主。


今朝のメールは、何の用でもなくこっちの様子を伺うものだった。


何かまた企んでいるのか。気味が悪い。

こちらが支払いをする様に言っても無視するのに、自分はどうでもいいメールをよこす。

よく、男性が、「女性はいつまでも昔の事を忘れず、しつこい」と言うのを聞く。

昔の事で済むことと、済まない事がある。

二度と被害にあわない為に、過去の事ではなくていつまた、何をされるかわからないという守りの気持ちで、忘れない、許さない様にしている。
夫に関してだけ。

縁をきったなら、忘れるだろう。まだ繋がっているうちは、そうはいかないのだ。

久し振りに友人と会った。


10年前から乳癌、子宮摘出と病気をしてきた友人。それでもいつも笑顔で元気な顔を見せる。
おひとりさまで、いつも頑張って働き、人の為に尽くす人。


最近、十二指腸に潰瘍が見つかり、悪性か良性かを調べる手術を受けるという。

全てを1人で抱え、病気を乗り越え、頑張る友人を見ていると、自分が情けなくなる。


歳をとるとなかなか心通じる友人ができにくい。

今の土地に来てから、仲良くなった人は何人もいたが、遠くに引っ越してしまったり、いつしか疎遠になってしまった。

私自身引っ越しの連続で、日本全国、あちこちに友人が散らばってしまい、会いたい時に簡単に会える事ができない。(老後は友人との再会ツアーを楽しもうかな)

いつまでも心の通じ合う友人は県外ばかりだ。

だから、昨日会った友人は、今の土地で何年たっても仲良くしてくれる貴重な友人なのだ。


お互いあまりべったりしない。住所も知らない関係だから続くのだと思う。
入院する病院も教えない人だ。


煩わしい関係に成らないように、さりげなく一線を置いている。


でも心配だから、付き添いの人はいるのか聞いたら、地元なので親族の人がいてくれるそうで安心した。

うちの事は、夫との関係だけはさらっと話している。


昨日、別れ際に「ご主人はいずれ帰ってきて同居するんでしょう?」と聞かれた。


「さあ、どうかなあ。一生働いてねと言ってあるからねっ!?帰ってこないかも?」

と言って一緒に爆笑。笑って別れた。


次は、手術の後に会えるだろう。どうか、明るい再会になりますように。どうか、良性でありますように。

年齢と共に、髪が細く少なくなってきた。


もともとは、癖毛でふわっと広がりやすく、量も多い方だった。


出産してから、抜け毛がひどくなり、だんだん薄くなってきた。


白髪がぼちぼち生えてきた頃から、毎月毛染めをするようになり、益々毛が細くなってきた。


髪型は人の印象を変える。大事だと思う。


お金をかけなくても、気にするだけでも違う。


なのに、最近美容院にいくのがおっくうになってきた。疲れるのだ。


こうやって、老け込んでいくのだろうか。


最近、白髪染めをやめて、白髪のまま(グレイヘア)でお洒落にすごすマダムが増えていると話題になっている。


これは、かなり勇気がいると思う。手入れを怠ったら、年齢より老けてみえそうだ。


雑誌やテレビで見るグレイヘアの女性は、セレブで上品、もともと美しい人ばかり。


高そうな服や着物にネックレス、お化粧もばっちり、ヘアスタイルも頻繁に美容室で手入れされているのがよくわかるし、本当に綺麗で、素敵なマダムたちにばっちり似合っている。


それでも、家でパジャマ着て、すっぴんの時、鏡を見てどう思うのだろう。

自分なら「お婆さんみたい」とがっくりするだろうな。


グレイヘアの素敵なマダムは、「気持ちが解放された。自然に逆らわずに生きていける」とおっしゃる。


いいなあ、素材も良くて、それができる環境にいる人は。


自分は人間が未熟なので、自分の見た目にまだこだわる。無理だなあ。


確かに毛染めは髪に良くないので、やりたくない。



でも、白髪まみれの自分の顔を見る勇気が無い。そして、そんなに頻繁に手入れもできない。グレイヘアが似合う上品な服も何も持ってない。


白髪ヘア=自然に生きるなんて、自分にとっては反対。逆に負担になりそうだ。


それが似合うかどうかを考えると、自分には似合わない。そこまでのレベルに達していない。
自信が無いってことか。

病気になったり、災害にあって避難所にいるとかなら仕方ないが、とりあえずは、毛染めをして自分を誤魔化していくしかない様だ。

樹木希林さんがお亡くなりになり、テレビで色んな過去の映像が流れている。


最後の最後までお仕事をされ、苦しくてもそれを見せず、自然体で生き抜かれたのは凄いと思うし、羨ましくもある。

説得力のある心地よい声と話し方。


お洒落でセンス抜群なのに、さりげない。


私には絶対真似ができない、あんな風にカッコよく生きたいけど、絶対無理だと思う。


内田裕也と結婚した時の写真を見ると、二人共カッコよくてお似合いだと思った。

でも、後に内田裕也が問題行動を起こしたり、見た目もイメージが変わってきた反面、樹木希林は実績を積み、大物女優の風格がでてきて、私にはお似合いには見えなくなり、別れたら良いのにと思っていた。


夫の悪口を言ってる様で、そうでなく、母親みたいな無償の愛で旦那さんを思っているのかなと、樹木希林は普通の人のレベルを超えた凄い人だから、と思っていた。


私みたいな貧乏な凡人は、自分に生活力さえあれば、即縁を切れると思っている。

充分な財力のある彼女は、そんなレベルの問題ではないわけだ。


なら、何だろう。どうしてそんなに愛情を持ち続けられるのだろう。内田裕也の存在が重しになって、自分の性質のバランスをとってくれたとかも話していた。


その話を聞いた時、ピンときた。そう言えば、自分も、お金があったら本当に縁を切れるかどうか、と考えた時に、まてよ、と思う事があった。


それだ、と思った。


比べものにはならないが、我が家の場合も、別居が長く、向こうが何をしているのか細かく把握できない。嘘つきだから信用できない。

そして敵を次々と作る。もし、夫を恨む人から苦情や催促がきたら。弁償しろと言われたら。

もし、私が離婚してもう関係ありませんと知らん顔をしたら、全ての矛先は子ども達に向かうのだ。


しかも、夫は困った時だけは家族を利用する。


私が他人になったら、夫は堂々と子どもをあてにして、逃げ込むだろう。

それも嘘や言い訳で騙して。

もし、夫が亡くなったとしても、同じだ。葬儀、住居の後始末、借金の返済、色々苦情もくるかもしれない。


子ども達が頭を下げて回ることになる。まだ若くて自分の事で精一杯なのにそんな事はさせたくない。


実際、友人にそういう体験者がいる。別れた夫が犯罪を犯し、身元引受人として子どもさんに連絡がいったそうだ。


小さい時に別れた父親を警察に迎えにいくのだ。友人は、元妻として子どもに付き添って一緒に行った。

二度と会いたくない、憎い相手だったけど、子どもにこんな事をさせてしまった自分の責任でもあると言って。

おそらく樹木希林は、夫の起こすトラブルによって、押しかけるマスコミや被害者たちへの対応を自分で全てを受け止め、子どもや孫たちに迷惑をかけないよう、守る為に、縁を切らなかったのかもしれない。


そう思っていたら、ちょうどテレビのワイドショーでもちょろっとそんな事を言う人がいた。


結婚て、もっと甘く考えて居たけど、相手次第では本当に厄介なものだ。

生まれ変わったら、結婚はしたくない。というかもう生まれ変わりたくない(笑)。

あれ以来、トラブルメーカーの2人(近所のトラブルメーカー)とは滅多に会う事もなくなり、穏やかな生活を過ごしている。


ご近所付き合いがうるさくないのはとても助かる。子どもが成長し、ママ友の付き合いから解放されたのも気楽になった。


普段はこれでいいと思う。いざと言う時に助け合えば。

ご近所さん達は、いざという時、ちゃんと協力し合える気がする。

お隣は、Bさんの話が真実かどうかを確認したのかわからないが、ご近所の目を意識し始めた事は確かだろう。



我が家の事なんて、もし知られたら、あの2人の良い噂のネタになることだろうな。


隣から頂いた名刺を見ると、ご主人は自営業をしておられる様だった。普段は営業で外出、たまに家で事務的な事をしている様だ。奥さんは仕事であまりお宅にいない様だ。



あの件(巻き込まれた自分)があったせいかどうかはわからないが、それ以来、お隣のご主人は、我が家を見下ろせる2階の部屋を仕事場にし、窓を全開にし、大声で電話をかける様になった。


隣の覗き防止の高い塀と、木があって、見えないけれど、すぐ近くの上の窓から声が聞こえる圧迫感はある。

電話相手の声もスピーカーにしてあり、外に響く。


わざとだろうか。「仕事しているぞ」「ここにいるぞ」アピールをしている感じ?


隣が引っ越してきてすぐの頃、お隣から誘いがきたことがあった。


ご主人の趣味(バンド)に付き合えという事だった。

ライブを深夜観に来いと、ほぼ押しつけがましい言い方をされた。


丁寧にお断りをしたが、ナルシストなのか、自分のカッコよさを見てほしいみたいな、子どもっぽい人なのかなと感じた。

なので、尚更、親しくならないように気をつけた。


最近は、時々自分の歌声をスピーカーから流している。周りの家に聞いてほしいのだろうか。


洗濯物を干したり、ちょっと外の様子を見ようとすると、隣のご主人の気配を感じ、びっくりする。


トラブルは何も無いとはいえ、ご近所の人の中には、実はお隣を良く思っていない人がいる様だ。



そう言えば、近くのスーパーでレジのパートをしているご近所の奥さんから聞いた事がある。


隣のご主人にレジで絡まれたとか。

それも「バーロー!」みたいな口調で。たまたま品切れの物があって、それについてレジでくどくどと文句言われたそうだ。

「今すぐどこかから仕入れてこい!」だの、「それでも商売やってんのか」だの、レジの人に言っても仕方がない事を。

しかも後ろに列ができてしまって、他のお客がイライラしており、誰がみても、このおじさん、ただのクレーマー、迷惑だと思っていた様だったと。


奥さんはお隣のご主人と知っていたが、むこうはどうやらレジの人が近所の奥さんとは気が付かなかったようだ。


普段、家の前で会うと、別人の様に愛想良くするのに、こんな一面を見せてしまったら、本性がバレバレだ。恥かしいよねと笑っていた。


どこで誰が見ているかわからないものだ。自分も気をつけようと思った。



そう言えば、お隣の奥さんが私にご主人の愚痴をこぼしていたけど、よっぽど誰かに聞いてほしかったのね。色々大変そうだな。と同情した。

子供さんが小さい時は、御主人は奥さんに代わって、参観にでていたり、協力している姿を何回も見た。

良いお父さんではないかとうちよりずっとましに思えてくる。


近所のトラブルメーカー

不自然な頼まれごと     の続き




その役員の方の電話の内容はこうだった。



「昨日、係の事でAさん(トラブルメーカーの1人)から電話があって、用事はすぐ終わったのだけどAさんが色々話し始めて参ったわ。それで、あなたに聞きたい事があるのだけど、Bさん(トラブルメーカーのもう1人)に、お隣のご主人が無職だと話した事ある?それと、留守だと言いながらじつは家にいて、居留守使ってるとかも言った?」


突然、突拍子も無い事を聞かれて戸惑った。


私「え?そうなの?私がそんな事人に話す訳がないですよ。お隣とは特に付き合いも無いし、個人情報を話す事はしたくないし、人の家の事に関心もありません。」と私は答えた。


役員「やっぱりね。Bさんは、お宅のお隣りの奥さんを妬んでいるみたいなのよ。それで、彼女が何かトラブルに巻き込まれる事を期待している感じがするのよ。裏で人と人をもめさせて楽しむところのある人みたい。昨日、お隣のご主人が無職だのあれこれあなたが噂しているとBさんから聞いたとAさんが言ったのよ。
あの2人、あなたとお隣をもめさすつもりじゃないかしら。」


私「うちとお隣は全くもめた事もないし、干渉しないし、良い関係だから、気にいらないわけね。」


役員「この前、Aさんが隣の奥さんに深刻な顔して話し込んでいるのを見たの。もしかしたら何か企んで、お隣の奥さんを悩ませようとしているんじゃないかと心配になったのよ。」


私「なるほど。それで、お隣が急にうちに来たわけね。私がお隣のデマを言い触らしているとあの2人が隣に伝えて、うちとお隣の関係をひっかきまわして、面白がろうとしているのね。おそらく、親切ぶって、(私に)気をつけなさいとか(私が)お宅を覗いているわよとか、言ったのでしょうね。」


役員「あの2人は、トラブルメーカーで有名だから、お隣も鵜呑みにはしないと思うわ。あなたの方が信用されてると思う。」


私「実は昨日、お隣の奥さんが、こんなことを言いにきて、ご主人の名刺まで渡されたの。それが原因だったのね。私がデマを流していると信じても信じなくても、さりげなく真実を話せば、私が訂正してくれると期待したんでしょうね。」


その手にのるものか。お隣だってそう思ったはずだ。
ご主人が無職だの、居留守だの、隣を覗いて勝手に妄想しているのはあの2人の方だ。



私は、その後、Aさん、Bさんが、色々私を自分の側に引き込み、利用しようとするのを感じた。
その度、きっぱりと断り、お隣さんの話題になっても相手にせず、お隣を守る事に徹した。


それでもしつこい2人。

お隣への執着が強くて、どうにか誰かともめさせようと策を練る。そして私のせいにしようと私に同意を求めてくる。


ついに私はBさんに言った。

「ああ、くっだらない。誰か知らないけど、お隣のデマを私が言いふらしているとか、お隣に言いつけたりしてる。私そんな事言ってないし、ほんと、迷惑だわ。お隣さんも可哀想だわ。こんな幼稚な事して、何が楽しいのかな。」

Bさんは、最初はおどおどしていたが、最後には開き直った。
「それ私の事かな?へへっ。Aさんが言ってた通りね。りんごさんは、こっちの言いなりにはならない人だったわって。」


私は「人の噂とか、個人情報流したり、迷惑だからやめてほしい。くだらないよ。」と念を押した。


役員の仕事が終わった後、Bさんには一度ばったり道で会った事はあったが、それ以来、この2人とはいっさい付き合いは無い。


お隣の奥さんがうちを訪ねるのは、子どもが小さかった時だけだ。学校の用事位しか付き合いはなかった。

近所付き合いというか、人付き合いが得意ではなさそうだった。
一度だけ、夜、家の前でたまたま会った時に話しかけられた事があった。

奥さんは家の外に立っていて、呼び止められた。そして私に話しかけてきた。
「夫が、遊んでばかりで困ってます。朝帰りばかりして。」といきなり言われた。


「ああ、そうなのですね。」としか返事のしようがなく、他人様の事に口を出したくないし、外で話す事でも無いと思い、それ以上深入りはしなかった。



仲が良ければ、後日ゆっくり、話を聞けたのだが、何となくこのお隣さんはそんな気になれない人だった。

人んちの話を聞いてしまうと、自分ちの事も聞きだされたり、話さないといけなくなる気がして、そんな事は絶対嫌だったから。


奥さんは、いつも仕事が忙しいとかで、朝早くから夜遅くまで家におられないので、めったに会う事は無かった。


奥さんは、穏やかににこやかにこう言った。
「明日から旅行に行って暫く留守をしますのでよろしくお願いします。」


これまで、そんな事を頼まれた事は無かった。良く旅行に行かれて留守しているのは知っていたが、なぜうちに、そんな事を頼みにきたのか不思議だった。



「居間のライトを防犯の為につけたままで行きますので。」と言う。

つまり、「ライトがついていても留守だから。居留守ではない。」と言いたげだった。

それまで、お隣の事など気にも留めた事が無かったので、そこまで教えなくてもいいのにと感じた。

このお隣とは、玄関は反対側で、うちとの間は、塀で何も見えず、あまり気にならない位置関係で、頼むなら反対側のお隣さんにした方が良いのではと思った。


そして、ご主人の名刺を渡された。「何かありましたら、こちらへ連絡ください。」


長年隣に住んでいて、今更名刺を貰うのも何から何まで不自然だった。


それに、何で急にうちが隣の留守中の管理を突然頼まれるのだろう?うちだって旅行にいくかもしれないし、最初からうちに頼むと決めてきた。


ばったり会って、雑談で、そういう話題になるならわかるけど、突然家まで来て、よろしくと言われても。もし泥棒とか火事になったら。責任感じないといけなくなるし。正直いって迷惑だなあと思った。



全くお付き合いが無いのに、それに、奥さんの実家や親せきが近所におられて、いつもその人達に助けてもらっているはず。


と、思ったが、一応無難な対応をした。


すると、翌日、町内の役員のある人から電話がかかってきた。それで謎がとけた。


最近、我が家の斜め横のお宅のご主人の関係で、洗濯物を干したり、窓から外を眺めるのに神経をすり減らしている。


そのお宅とは特に親しくもなく、会えば挨拶をする程度。何のトラブルもない。
ただ、こっちが勝手に気を使うようになったのだ。

そうなったのには、理由がある。


同じ町内だけど、少し離れた隣の班に苦手なタイプの人が2人いる。


以前、町内会の役員が回ってきた時、たまたま係がその2人と一緒になってしまった。


運よく?2人より私の方が、年齢が上だったので、(そういう事は気にする人達みたいで)私の子分?になりたそうな雰囲気で近づいてきた。


下手にでてきて、私をやたらとヨイショするので気持ち悪く、気を付けて接していた。


だが、係の仕事が多く、何回も2人と会ったり、電話をする事が多くならざるを得なくなった。


2人は、自分の思い通りに係の仕事を変えたり、人を動かしたいらしく、でも責任はとりたくない。という困った人達だった。


その為に、私をうまく使おうとしていたのがあからさまだった。


かと言って、私の意見はきかない、何でも自分の都合の良い様にかえていこうとするのだが、失敗したら責任は私にとらせようとする。


私が一番嫌だったのは、この二人が噂話好きで、勝手な妄想でいい加減な噂を流したり、個人情報を近所の人に教えたり、悪口を言ったり、面白がっている事だった。

私は、自分が耳にした他人の根も葉も無い噂話は、きっぱり否定したのだが、全然聞き入れてくれなかった。


早く、役目が終わって、この人達と縁が切れますようにと願っていた。


そんなある日、斜め横のお宅の奥さんが、突然うちを訪ねてきた。



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